問題集1 Flashcards
25°Cにおける物質の溶解に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
1.塩化ナトリウムの水に対する溶解度は,エタノールに対する溶解度よりも大きい。
2.酢酸ナトリウムの水に対する溶解度は、四塩化炭素に対する溶解度よりも大きい。
3.ベンゼンの水に対する溶解度は、クロロホルムに対する溶解度よりも大きい。
4. グルコースの水に対する溶解度は、エタノールに対する溶解度よりも大きい。
5. グリシンの水に対する溶解度は、四塩化炭素に対する溶解度よりも大きい。
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溶液は溶質を溶媒に溶解して調製される。溶質の溶媒への溶解度は両者の化学的特性に依存する。すなわち、溶質は塩化ナトリウム等の電解質(高極性)とグルコース等の非電解質やベンゼン等の有機物(低極性)に分類される。また。溶媒も水やエタノール等の極性溶媒とクロロホルムや四塩化炭素等の非極性溶媒に分類される。
溶質が溶媒に溶解する際には化学的特性(極性)が類似している場合程溶解度が高くなる。すなわち、高極性の溶質は極性溶媒に溶解しやすく、また低極性の溶質は非極性溶媒に溶解しやすい。逆に、高極性の溶質は非極性溶媒に溶解し難く、また低極性溶質の極性溶媒への溶解度は低い。ただし、グルコースは非電解質であるが分子内に多くの水酸基を有するため、水への溶解度は有機溶媒への溶解度よりも大さい。本間の場合、ベンゼンの水への溶解度は小さく、クロロホルムに溶解しやすい。
ガスクロマトグラフ分析法において、カラムの長さを2倍にしたときのカラム特製に関する記述のうち、誤っているものはどれか
1 理論段数高さは変化しない
2 ピーク面積は変化しない
3 分離度は2倍になる
4 保持時間は2倍になる
5 理論段数は2倍になる
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