記憶 Flashcards

1
Q

記憶のプロセス

A

符号化(記銘)→貯蔵(保持)→検索(想起)encoding→storage→retrieval
検索の失敗=忘却

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2
Q

よりよく憶えるには:符号化

A

符号化→リハーサルに工夫が必要
リハーサル (rehearsal):情報を声に出して・心の中で復唱すること
維持リハーサル (maintenance rehearsal):短期記憶に維持するためだけに復唱する
精緻化リハーサル (elaborative rehearsal):記憶を定着させるために復唱する
チャンキング:既有知識を利用し、まとまりに区切り直す
有意味化:意味を付加する
イメージ化:複数の情報を結びつけたイメージを作る
物語化:情報を結びつけた物語を作る

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3
Q

よりよく憶えるには:貯蔵

A

貯蔵→知識の構造化・体制化
先行オーガナイザー (advance organiser):学習の開始の直前に学習者に与えられる教授上の枠組み;教授される学習素材を、学習者の認知構造に有意味に定着させる
解説オーガナイザー (expository organiser):一般的抽象的に全体像を述べる
比較オーガナイザー (comparative organiser):既有知識との異同を述べる
概念地図法 (concept map):概念を表すノードと関係を表すリンクから構成される→学習者自身が外的に知識のネットワークを構成

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4
Q

よりよく憶えるには:検索

A

検索→構造化された知識・適切な手がかり
文脈効果:記銘した時の状況と想起するときの状況とが似ていればいるほど想起しやすくなる
記憶の状態依存性:記銘した時の心身の状態と想起するときの心身の状態とが似ていればいるほど想起しやすくなる

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5
Q

記憶方略

A

貯蔵方略:情報を声に出して(あるいは心の中で)復唱するリハーサルや、多数の情報の中から関連する情報をまとめて覚える体制化など;7・8歳から
検索方略:ある情報を思い出すために手がかりを使う;7・8歳から
学習方略:多くの情報の中から必要な情報だけを取り出し、それを記憶する;思春期を越えたあたりから

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6
Q

記憶の測定方法

A

再生 (recall):記銘した材料を被験者自身が思い出して再現する
自由再生:思い出した順に
系列再生:記銘した順序通りに
手がかり再生:与えられたヒントを手がかりに
再認 (recognition):学習時に呈示された項目(ターゲット)と呈示されなかった項目(ディストラクタ)を被験者に呈示し、どれがターゲットかを指摘させる
単一項目再認:項目を1つずつ呈示
強制選択再認:ターゲットとディストラクタを組にして呈示

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7
Q

宣伝的記憶

A

宣言的記憶 (declarative knowledge):「起こったこと」に関する記憶;言葉で表現することができる
エピソード記憶 (episodic memory):特定の出来事に関する記憶(「思い出す」)
意味記憶 (semantic memory):一般的な知識のような事実に関する記憶(「知っている」)

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8
Q

手続き的記憶

A

手続き的記憶 (procedural knowledge):「どのようにやるか」に関する記憶;言葉で表現することが難しい
IF-THEN形式(条件-行為)のプロダクションルールとして保持される→条件が満たされると行為が実行される

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9
Q

健忘症

A

健忘症 (amnesia)
前向性健忘 (anterograde amnesia):外傷前までの記憶は正常であるが、それ以降の記憶は形成されない
逆行性健忘 (retrograde amnesia):外傷後の新しい記憶の形成は保たれているが、外傷前の記憶が失われる

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10
Q

顕在記憶と潜在記憶

A

顕在記憶 (explicit memory):意識的な想起が伴う記憶
潜在記憶 (implicit memory):意識的な想起が伴わない記憶;しかし、課題の遂行に影響する

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11
Q

メタ記憶

A

メタ記憶 (metamemory):自分の記憶に関する認知
①記憶に関する知識:覚えやすい・覚えにくいものはどのようなものか、記憶するために有効な方法は、物   事を忘れないようにするには・思い出すにはどのような方法があるかなどの知識;幼児期~児童期にかけて発達していく
②メタ記憶的活動:モニタリング:自分の記憶の状態を監視しチェックすること;コントロール:記憶の目標設定やプランニングを行うこと
*既知感 (déjà vu):「思い出せないことをどのくらい記憶していそうか」という感覚

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12
Q

意味記憶の構造③:Collins & Quillianの階層的ネットワークモデル

A

Collins & Loftusの活性化拡散理論 (spreading activation model)
概念間の階層的結合→概念間の意味的距離
活性化がネットワークを通じて拡散する 
2つの概念間で共通の特性が多くなるとその特性を通じてリンクが増え、近接して関連していることになる
近接しているほど活性化が伝わりやすい
プライミングにより検討可能

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13
Q

プライミング・スキーマ・スクリプト

A

プライミング (priming):先行する刺激の処理が後続の刺激の処理に影響すること
意味的プライミング (semantic priming):語彙決定課題:2つの文字列を経時呈示し、単語であるかどうあを判断させる;2つの文字列に意味的関連がある場合に、2つ目の文字列に対する反応時間が短くなる e.g. doctor-butter > bread-butter
スキーマ (schema):様々な事柄に関する構造的な知識
スクリプト (script):ある出来事の一連の流れに関するスキーマ

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14
Q

知識の獲得

A

新しい知識は、既存のネットワークやスキーマの一部として取り込まれたり、新たなネットワークやスキーマを形成することにより獲得される
新しい情報が増加した場合、再度、関連のある情報をまとめ、整理していく必要がある=体制化
体制化された知識をうまく用いれば、様々な状況に応じた行動や推論の指針が得られる
体制化は学習と密接に関係している

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