Test Flashcards
(183 cards)
嗚呼
意味 - 〘感動〙① 勝ち誇って笑うときに発する声。あざ笑う声。→ああしやを・ああしやごしや。※釈日本紀(1274‐1301)二三「阿々 私記曰咲声也」② ものごとに感じて、驚き、悲しみ、喜び、疑問などを表わすことば。※書紀(720)神武即位前(北野本訓)「嗟乎(アア)、吾が祖(みおや)は天神(あまつかみ)」※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「唉(アア)もう何を為るのも否(いや)だ」③ 相手に不承知・不服であることを示す返事のことば。多く、狂言で用いる。承知した場合には「おお」「はあ」などと言う。※虎寛本狂言・縄綯(室町末‐近世初)「『何の役に立ぬやつの。すっこんで居おろ』『アア』」④ 相手に呼び掛けるときのことば。※光悦本謡曲・安宅(1516頃)「ああ暫く、あわてて事を為損ずな」⑤ 相手の話し掛けに対して同意して答えるときのことば。※寛永刊本蒙求抄(1529頃)四「人が物を問ふにと云たれば、ああそれもようさうと、かう云たぞ」※雪国(1935‐47)〈川端康成〉「『一人でよく眠れた?』『ああ』」~ 例文 - None~ 読み方 - None
相
意味 - [1] 〘名〙① 内面の本質を見るべき外面のようす。すがた。かたち。ありさま。外見。仏教では、性(しょう)または体と用(ゆう)に対させる。※観智院本三宝絵(984)下「身に卅二の相をそなへたり」※正法眼蔵(1231‐53)弁道話「寂滅を談ずる門には、諸法みな寂滅なり、性と相とをわくことなし」※ひとりの武将(1956)〈松本清張〉九「まるで山の相が変って居ります」 〔観無量寿経〕② 将来の運勢、吉凶などが、前もって外面にあらわれたかたち。人相、家相、手相など。※源氏(1001‐14頃)桐壺「帝王の上(かみ)なき位にのぼるべきさうおはします人の」※大鏡(12C前)五「とくより、この君をば出家の相こそおはすれとのたまひて」 〔荀子‐非相〕③ 文法で、一つの動詞がある動作作用を表わすのに、受身、使役など動作作用のとらえ方の相違を、助動詞との連接などによって示すことについていう。「態」ともいう。動作、作用と主語との関係から能動・受動・使役・可能・自発に分け、また、自動・他動・中相・敬譲を加えることがある。これら相の助動詞は、接尾語とみなす考え方もある。④ 生け花の中段の役枝の名。⑤ 物理的または化学的性質が均一なことによって他と区別される部分。気体・液体・固体に対応して、気相・液相・固相といい、純物質・混合物に対応して純相・溶相というなど。[2] 相模国(さがみのくに)の略。~ 例文 - そうした高層ビルが出現する前は、町の全ての建物が相互に特別な関係を持って建っていたのである。~ 読み方 - あ↴い
相変わらず
意味 - None~ 例文 - None~ 読み方 - None
愛想
意味 - 《「あいそう」の音変化》1 人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。「店員の愛想のいい店」「愛想のない返事」2 人に対する好意・信頼感。「愛想を尽かす」3 (多く「お愛想」の形で)㋐相手の機嫌をとるための言葉・振る舞い。「愛想を言う」「お愛想で食事に誘う」㋑客などに対するもてなし・心遣い。「何の愛想もなくてすみません」㋒飲食店などの勘定。「お愛想願います」→愛嬌[用法][補説]「愛想をふりまく」という言い方について→愛嬌をふりまく[補説][類語](1)愛嬌・可憐・かわいい・いじらしい・あどけない・愛らしい・キュート・ほおえましい・ほほえましい・愛愛しい・いとおしい・いとしい・愛くるしい・かわいらしい・しおらしい・めんこい・いたいけ・しとやか・ほのぼの・ほんわか・なごむ・なごやか・憎めない・チャーミング・癒やし系・癒やす・ラブリー・がんぜない・いとけない/(3)㋐世辞・べんちゃら・追従・おべっか・社交辞令・外交辞令・上手・仲人口/(3)㋑もてなす・供応・馳走・ふるまう・饗する・相伴・遇する・接待・歓待・構い・お構い・接客・もてなし・椀飯振る舞い・造作/(3)㋒会計・勘定・支払い・精算・レジ・代金・お代・清算・決済・チェック・締める(〆る)・料金・お愛想・代価・手数料・代・月謝・有料・対価・手間賃・賃金・使用料・送料・倉敷料・原稿料・入場料・木戸銭・授業料・口銭・湯銭・運賃・借り賃・貸し賃・宿賃・店賃・家賃・間代・部屋代・室料・席料・席代・下宿代・場所代・場代・地代~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱いそ↴
相対
意味 - 〘名〙① 向かい合っていること。また、当事者同士が、直接に向かい合って、事を行なうこと。※風姿花伝(1400‐02頃)七「これは筆に見え難し。あいたいしての口伝なり」※黄表紙・本の能見世物(1780)「その親に相対(アヒタイ)して貰って来た」② 合意すること。相談のうえ、互いに納得して事を行なうこと。あいたいずく。※東寺百合文書‐る・応永九年(1402)七月一七日・最勝光院方評定引付「於二此契約一者、為二内々儀一、助公宮内卿平岡相対治定了」※評判記・色道大鏡(1678)六「離別し、相対(アイタイ)の上にて起請を返す時は」③ なれ合い。共謀。ぐる。※浄瑠璃・信田森女占(1713)一「是成神子めと相たいで女わらべをたぶらかし」④ 対等であること。対等で事をなすこと。※史記抄(1477)九「斉レ衡と云は抗レ衡と云と同心なり。相対し長短もないぞ」⑤ 「あいたいづけ(相対付)」の略。※俳諧・手引種(1807)下「相対は発句に結びし物に対を取て附〈略〉水底の影や大虵のしたもみぢ〈望一〉 独吟。相対、鹿の角ふりわたる山川 発句大虵の舌に下(した)をかけてせしなり。水底に川、大虵の舌に鹿の角と相対せしなり」⑥ 競売や入札によらず、売り手と買い手との合意による直接取引。また、その方法。〔取引所用語字彙(1917)〕~ 例文 - このため、会談の席の配置では米国と相対して座る場所を求めた。~ 読み方 - あ↱いたい
間柄
意味 - 〘名〙① 親類、血族などの続き合い。※人情本・三日月於専(1824)一回「御本家とか御間柄(アヒダガラ)とかいふやうな方」② 互いの関係。付き合い。交際。※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「文三とは師弟の間繋(アヒダガラ)」~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱いだがら
愛憎
意味 - 〘名〙 愛することと憎むこと。また、その感情。※続日本紀‐和銅六年(713)五月己巳「而不善国司。情有二愛憎一。以レ非為レ是、強云二致仕一、奪レ理解却」 〔史記‐佞幸伝〕~ 例文 - None~ 読み方 - None
合間
意味 - 〘名〙① 物事と物事との間。いとま。すきま。多く時間的な意に用いる。※申楽談儀(1430)神事奉仕の事「神事を本(ほん)にして、そのあひまの身上助からんための、上下なり」※脱出(1935)〈福田清人〉二「食事と食事との合間をうかがひ」② (多く「に」を伴って副詞的に用いる) ときたま。たま。まま。※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三「『江戸の女までが、此頃はちらほら真似やす』『さういへば間(アイマ)に見かけるネ』」~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱いま
曖昧
意味 - 〘名〙 (「曖」も「昧」も「暗い」の意)① (形動) 暗いこと。また、そのさま。〔何晏‐景福殿賦〕② (形動) 物事がはっきりしないこと。物事が確かでないさま。あやふや。不明瞭。※本朝文粋(1060頃)一一・翫鶯花詩序〈小野篁〉「況在二曖昧之中一、思二瑩払之道一」※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉緒言「既往を論ずるに臆測推量の曖昧(アイマイ)に陥ること少なくして」 〔後漢書‐蔡邕伝〕③ (形動) うしろ暗いこと。いかがわしいこと。怪しげな、疑わしいさま。※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三「隠匿(いんとく)曖昧(〈注〉ウスグラキ)の事を為(なさ)ず」④ 検番の帳簿に記入された一人のなじみ客のほかに、他の客となじんだ芸妓を卑しんでいう。明治時代、京都で用いられた。~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱いまい
敢えて
意味 - [副]《動詞「あ(敢)う」の連用形+接続助詞「て」から》1 やりにくいことを押しきってするさま。無理に。「言いにくいことを敢えて言おう」2 (あとに打消しの語を伴って)㋐特に取り立てるほどの状態ではないことを表す。必ずしも。「敢えて驚くにはあたらない」㋑打消しを強める。少しも。全く。「―然うで無いです」〈鏡花・日本橋〉[類語]努めて・できるだけ・極力・なるたけ・なるべく・可及的・必ず・きっと・絶対・是非・何としても・どうしても・何が何でも・是が非でも・どうぞ・どうか・くれぐれも・願わくは・なにとぞ・なんとか・まげて・ひとつ・必ずや・必然・必定・必死・不可避・誓って・てっきり・違いない・はず・決まって・すなわち・否が応でも・否でも応でも・否でも・否とも・是非とも・強いて・押して・たって・むりやり・無理・無理算段・無理無体・無理押し・無理強い・強制的・強引・強気・強行・独断・独断的・理不尽・強硬・頑強・問答無用・強要・力尽く・力任せ・腕尽く・ごり押し・断固・一刀両断・横柄・威圧的・否応無し・頑として・横紙破り・横紙を破る・有無を言わせず・腕力に訴える・横車を押す・押し付けがましい・ねじ伏せる・首に縄を付ける・遠慮会釈もない・無遠慮・高圧的・高飛車・頭ごなし・押し通す・押し付ける・一方的・豪腕・故意・わざと・殊更・作意・作為・意識的・意図的・計画的・作為的・未必の故意・積極的・能動的・自発的・わざわざ・殊の外・殊に・好んで・わざとらしい・こと新しい・せっかく・とりわけ・平に・なにぶん・心から・心から・衷心・返す返す・とくと・とっくり・重ね重ね ・自ら・手ずから・直直・直接・直接的・直に・身を以て・ダイレクト・アクティブ・アグレッシブ・自主的・主体的・意欲的・精力的・進取・進んで・求めて・喜ぶ・喜んで・前向き・乗り気・我先・我勝ち・えいやっと~ 例文 - None~ 読み方 - None
仰ぐ
意味 - [動ガ五(四)]1 上を向く。上方を見る。あおむく。「星空を―・ぐ」2 尊敬する。敬う。「師と―・ぐ」3 教え・援助などを求める。請う。「指示を―・ぐ」「助力を―・ぐ」4 あおむいてひと息に飲む。あおる。「毒を―・ぐ」[可能]あおげる[類語](1)仰視・仰望・仰ぎ見る・振り仰ぐ・見上げる/(2)敬う・尊ぶ・崇める・敬する・畏敬・崇拝・敬愛・慕う・敬慕・敬仰・景仰・崇敬・私淑・傾倒・心酔・心服・敬服・尊敬/(3)頼む・願う・求める・要求・要望・要請・請求・注文・迫る・請う・懇請・懇望する・所望・徴する・催告・せがむ・せびる・ねだる・強要・強請・請託・依頼・懇願・ゆすり・請い・求め・リクエスト・アンコール~ 例文 - 彼は彼らの師と仰がれた。~ 読み方 - あ↱お↴ぐ
垢
意味 - 〘名〙[一] 体や物についたよごれ。① 汗、脂(あぶら)などの皮膚からの分泌物と、ほこりや、ごみなどが入り混じったよごれ。※書紀(720)崇峻即位前(図書寮本訓)「万(よろづ)の衣裳(きもの)弊(や)れ垢(アカツキタリ)」※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「大概(てへげへ)で能(いい)ことさ、垢(アカ)だっても毎日(めへにち)出る者(もん)でねへ」② 水中の不純物が底に沈み、固まりついたもの。水垢。湯垢。※守護国界主陀羅尼経平安中期点(1000頃)三「水の垢(アカ)を滌いで浄くして余り無きがごとく」③ (一)①を流すこと。風呂などで体を洗うこと。※平治(1220頃か)中「金王丸御剣を持ちて、御あかに参りければ、すべてうつべきやうぞなき」[二] 比喩的に用いる。① よごれ、けがれ。特に仏教で用い、煩悩とほぼ同意で、身体に宿る種々の俗念や欲望などをさしていう。※梁塵秘抄(1179頃)二「常の心の蓮(はちす)には、三身仏性おはします、あかつき穢(きたな)き身なれども、仏に成るとぞ説いたまふ」② (一般的に)欠点。洗練されていないところ、整っていないものをいう。→垢が抜ける。※風姿花伝(1400‐02頃)六「能に嵩(かさ)も出で来、あかも落ちて、いよいよ名望も一座も繁昌する時は」③ 少ない、または、小さいもののたとえにいう。ほんの少し。※千鳥(1906)〈鈴木三重吉〉「今に藤さんの話は垢程も書いては来ない」~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱か↴
亜科
意味 - 〘名〙 生物の分類学上、必要に応じて、科の下に設けられる分類単位。ネコ科の「ネコ亜科」「ヒョウ亜科」など。〔植物学語鈔(1886)〕~ 例文 - None~ 読み方 - None
銅
意味 - 〘名〙① 銅。あか。※書紀(720)推古一三年四月(北野本訓)「始めて銅(アカカネ)、繍(ぬひもの)の丈六の仏像(ほとけのみかた)、各一躯(はら)を造る」※枕(10C終)一二三「七月の修法の阿闍梨。〈略〉また、おなじ頃のあかがねの鍛冶」② 「あかがねいろ(銅色)」の略。※邪宗門(1909)〈北原白秋〉朱の伴奏・地平「あな哀れ、今日もまた銅(アカガネ)の雲をぞ生める」語誌「説文解字」などに見られる「銅 赤金也」を直訳した、いわゆる字訓注としてできた語か。(2)「観智院本名義抄」の「銅」字の訓アカカネに付された声点によって、第三音節は濁音であることが確認できる。~ 例文 - 銅はよく電気を通す。~ 読み方 -
証
意味 - 〘名〙① 事実によってあきらかにすること。あかしを立てること。しるし。あかし。※大鏡(12C前)五「証なきこととおほせらるるに、げにとて、御てばこにをかせたまへる刀まして、たちたまひぬ」※読本・椿説弓張月(1807‐11)拾遺「便左に援引して、もて証(セウ)とす」 〔漢書‐周勃伝〕② 仏語。正法を修めて真実の理を体得すること。悟り。※百座法談(1110)三月二七日「又此百座の御講はあらたなる証候事なり」③ 漢方で、病状、症状のこと。~ 例文 - 免許証の有効期間が切れてしまった場合は次の方法で新たな免許証の交付を受けることができる。~ 読み方 - あ↱かし
赤字
意味 - 〘名〙① 赤色で書かれたり刷られたりした文字。※夢声半代記(1929)〈徳川夢声〉江戸ツ児になる迄「一度『落』と書かれた所へ、赤字(アカジ)で『及』としてある」② (収支決算で、不足額を表わす数字を赤色を使って記入するところから) 収支決算の結果、支出が収入より多いこと。欠損。⇔黒字。※家族会議(1935)〈横光利一〉「新設備で赤字を出して」③ (一般に赤インクや赤鉛筆を用いるところから) 校正や文章の推敲にあたって、書き入れる文字や記号。また、校正刷のこと。朱。~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱かじ
明かす
意味 - [動サ五(四)]1 物事をはっきりさせる。今まで隠していたことを明るみに出す。「理由を―・す」「手品の種を―・す」「身の上を―・す」「胸の内を―・す」2 (「証す」と書く)疑わしい点をはっきりさせる。証明する。あかしを立てる。「身の潔白を―・す」3 眠らず夜を過ごして、朝を迎える。「まんじりともせず一夜を―・す」4 明るくする。「海原の沖辺にともしいざる火は―・してともせ大和島見ゆ」〈万・三六四八〉[可能]あかせる[類語](1)証明・話す・立証・実証・例証・論証・検証・挙証・証言・証・裏付け・裏書き・立証・裏打ち(―する)証する・裏付ける・証拠立てる・語る・しゃべる・しゃべくる・物言う・口を利く・伝える・告げる・言う・述べる・物語る・打ち明ける・説明する・述懐する・告白する・口外する・他言する・言い出す・言い掛ける・言い始める・言い止す・話し込む・話しかける・発言する・口に出す・口にする・口に上る・口の端に掛かる・口を開く・口を切る・吐く・漏らす・口走る・抜かす・ほざく・うそぶく・おっしゃる・仰せられる・宣う・申し上げる・申し述べる・申す・言上する/(3)宵っ張り・徹夜・夜明かし・夜を徹して・夜更かし~ 例文 - 彼らは海岸で一夜を明かした。~ 読み方 - あ↱かす
赤ちゃん
意味 - 〘名〙 人間や動物の赤ん坊を、親しみをこめていう語。赤子。あかんぼう。※人情本・春色玉襷(1856‐57頃)初「ヲヤ、赤ちゃんは寝んねだネ」~ 例文 - None~ 読み方 - None
明白
意味 - 〘名〙 (形動ナリ・タリ)(古くは「めいばく」とも)① (━する) あきらかで疑いのないこと。非常にはっきりしていること。明らかになること。また、そのさま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕※浄瑠璃・頼光跡目論(1661‐73頃)三「御目祿に明白(メイハク)たるべし」 〔老子‐一〇〕② 明るいこと。また、そのさま。※風姿花伝(1400‐02頃)四「大神岩戸をすこしひらき給ふ。国土又明白たり」~ 例文 - None~ 読み方 - め↱いはく
赤らむ
意味 - [動マ五(四)]1 果実・つぼみなどが、赤みを帯びる。「柿の実が―・む」2 恥ずかしさ・興奮などで、顔が赤くなる。「照れてほおが―・む」[動マ下二]「あからめる」の文語形。[類語]赤らめる・紅潮~ 例文 - 青白い彼の顔が興奮で赤らんだ。~ 読み方 - あ↱から↴む
明るい
意味 - [形][文]あかる・し[ク]1 光が十分にあり、また光が強く差して、物がよく見える状態である。「―・い月」「東の空が―・くなってきた」⇔暗い。2 将来などに希望や喜びがもてる状態である。「―・い未来」「見通しが―・い」⇔暗い。3 性格や表情・雰囲気などが朗らかである。陽気だ。明朗だ。「―・い人柄」「―・い職場」⇔暗い。4 公明正大で後ろ暗いところがない。「―・い政治」⇔暗い。5 色が澄んで華やかである。「―・い青」⇔暗い。6 (「…にあかるい」の形で)その物事・方面によく通じている。経験が豊富だ。「この辺の地理に―・い」「コンピューターに―・い人」⇔暗い。[派生]あかるさ[名]あかるみ[名][類語](1)輝かしい・明らか・晴れやか・うららか・さやか・澄明(明るいようすを表す語)燦燦・明明・うらうら・燦然・皓皓・煌煌・耿耿・明明・燦爛・爛爛・炯炯・かんかん/(3)朗らか・明朗・快活・活発・精彩・陽気・晴れやか・気さく・楽天的・気持ちよい・快い・快・快感・快楽・心地よい・痛快・小気味よい・爽快・快適・壮快・楽・カンファタブル・すがすがしい・さわやか・清新・清爽・晴れ晴れ・さっぱり・楽しい・うはうは・ほくほく・笑いが止まらない・嬉しい・喜ばしい・欣快・愉快・嬉嬉・欣欣・欣然・満悦・ご機嫌・上機嫌・晴れ晴れしい・ぴちぴち・生き生き・からり・根明・心が躍る・心が弾む・心を躍らせる/(6)詳しい~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱かるい
上がり
意味 - [名]1 位置・地位・値段などが高くなること。「物価の―が激しい」2 売上高。収入額。または、収穫高。「家賃の―で暮らす」3 でき上がること。できぐあい。仕上がり。「―がかんばしくない」「一丁―」4 物事の終わり。「今日は五時で―にする」5 双六で、駒が最終の所に進んで勝つこと。また、トランプやマージャンなどで、役ができて勝つこと。6 「上がり花」の略。[接尾]1 名詞や動詞の連用形に付いて、その状態が去った後の間もないこと、その名残があるさまを表す。「雨―」「病み―」2 名詞に付いて、もとそういう身分や職業であったことを表す。「役人―」「教員―」[類語]売り上げ・売上高・日銭・稼ぎ・役得・余得~ 例文 - None~ 読み方 - あ↱がり
上がる
意味 - [動ラ五(四)]1 そのものの全体または部分の位置が低い所から高い方へ動く。㋐低い所から高い所に移る。「二階に―・る」⇔おりる。㋑物の位置が高い所へ移る。「遮断機が―・る」「幕が―・る」⇔さがる/おりる。㋒物が動き進んで高い空間に移る。「火の手が―・る」「夜空に花火が―・る」㋓水上や水中から外に移る。「船から陸に―・る」「風呂から―・る」㋔履物をぬいで家の中に入る。「座敷に―・る」㋕(揚がる)遊女屋に入って遊ぶ。「妓楼に―・る」㋖《御所が北にあったところから、京都の町で》北に行く。「新烏丸通り竹屋町―・る」⇔さがる。2 所有者や高位の者の手元に収められる。㋐収益がある。「純益が―・る」㋑(挙がる)検挙される。「犯人が―・る」3 上の段階や等級へ進む。「学校に―・る」「地位が―・る」⇔さがる。4 程度が高まる。㋐他と比較して高い状態にある。「右肩が―・っている」⇔さがる。㋑今までより高い状態になる。「血圧が―・る」「気温が―・る」⇔さがる。㋒(「騰る」とも書く)値段が前より高くなる。「物価が―・る」⇔さがる。㋓いちだんと望ましい状態になる。「男ぶりが―・る」「腕前が―・る」㋔声が高く発せられる。「歓声が―・る」㋕勢いがつく。盛んになる。「意気が―・る」「調子が―・る」「気分が―・る」㋖俗に、気分が高まる。興奮する。「―・る曲」5 《血が頭にのぼる意から》のぼせて平常心を失う。「初舞台で―・る」6 物事が終わりとなる。㋐完成する。仕上がる。「仕事が―・る」㋑双六などで、駒が最終の場所に進んで勝つ。また、トランプ・マージャンなどで役ができて勝つ。「役満で―・られた」㋒雨がやむ。「夕立が―・る」㋓その範囲内でまかなえる。「思ったより安く―・った」㋔脈・乳・月経などが止まる。「つわりが―・る」㋕魚・貝・虫などが死ぬ。草木が枯れる。「ウリの蔓が―・る」㋖すたれる。だめになる。「車のバッテリーが―・る」7 人の目についたり、広く知られたりするようになる。㋐掲げられる。「表彰の額が―・る」㋑有名になる。「名が―・る」㋒(挙がる)表し示される。「証拠が―・る」㋓効果や実績が現れる。「成果が―・る」8 (揚がる)揚げ物ができる。「天ぷらが―・る」9 神仏や敬うべき人などに、ある行為がなされる。㋐神仏に供えられる。「灯明が―・る」㋑使用人として仕える。「お屋敷に―・る」⇔さがる。㋒「食う」「飲む」「吸う」の尊敬語。召し上がる。「先生は酒を少しも―・りません」㋓「行く」「訪ねる」の謙譲語。参上する。「お話を伺いに―・ります」10 昔へさかのぼる。「なほ―・りての人には、あたるべくもあらじをや」〈源・若菜下〉11 馬が跳ねる。「馬の―・りさわぐなどもいとおそろしう見ゆれば」〈枕・三〉12 髪が逆立つ。「汗のあゆれば、つくろひたてたる髪なども、みな―・りやしたらむとおぼゆ」〈枕・二七八〉13 動詞の連用形のあとに付いて複合語をつくる。㋐その動作が終わる意を表す。しおわる。「新聞が刷り―・る」㋑いきつくところまでいっている状態を表す。すっかり…する。「晴れ―・る」「おどされて震え―・る」㋒さげすみ、ののしる意を表す。しくさる。しやがる。「おおい、まち―・れ」〈滑・膝栗毛・五〉[可能]あがれる[用法]あがる・のぼる――「坂を上がる(登る)」「石段を上がる(登る)」「煙が上がる(昇る)」などでは相通じて用いる。◇「舞台に上がる」「座敷に上がる」などには「登る」は使わない。◇「山に登る」「木に登る」「はしごを登る」では「登る」を使う。◇「上がる」も「登る」も下から上への空間的移動であるが、「はしごを登って、屋根に上がった」「山道を登って、見晴らし台に上がった」などの例からもわかるように、「登る」は途中経過、経由する所を意識していう場合が多いのに対し、「上がる」は到達点ととらえることが多い。「煙が上がる」「煙が昇る」では相通じて用いられるが、「狼煙」の場合は「狼煙が上がる」であって「狼煙が昇る」とはいわない。双六の終着点は「あがり」であって「のぼり」ではない。[下接句]頭が上がらない・意気が揚がる・梲が上がらない・オクターブが上がる・口が上がる・此処を踏んだらあちらが上がる・蛸の糞で頭に上がる・手が上がる・枕が上がらない・脈が上がる[類語](1)上る・上昇・上り詰める・立ち上がる・立ちのぼる・這い上がる・よじ登る・駆け上がる/(6)降り止む・止む・雨上がり・雨後/(9)㋓訪れる・訪ねる・訪問・訪う・見舞う・伺う・お邪魔・訪う・歴訪/(13)止む~ 例文 - 翌日、またバッテリーが上がってる。~ 読み方 - あ↱がる
商人
意味 - 〘名〙① 商業を営む人。生産者と消費者との間に立ち、商品を売買して、両者の財貨を転換することにより利益を得ようとする人。あきんど。※続日本紀‐天平神護元年(765)二月乙亥「諸人等詐称二商人一。多向二彼部一」※随筆・胆大小心録(1808)三「今の世には商人歌合と題号をかふべしといへば」 〔春秋左伝‐昭公一六年〕② 自己の名義で商行為をなすことを業とする者。今日では商業の主体が個人から会社などの組織にわたるようになったため、営利、非営利を問わず、卸売商・問屋・小売商など、直接財貨の配給活動を営む組織だけでなく、運送・倉庫・保険業を営む組織も含める。また、昭和一三年(一九三八)の商法改正以後、鉱業・民事会社などもこれに含まれる。~ 例文 - None~ 読み方 - しょ↴うにん