常識 Flashcards

(691 cards)

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Q
A
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2
Q

あかつき

A

一番鶏の鳴く時刻。未明のあたりがまだ暗い時分

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3
Q

手洗ひ

A

1日の初めに今日平安を祈るため手を洗って身を清める

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4
Q

日記

A

男性貴族は仕事に行く前に昨日の出来事を漢文で記す

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Q

艮(うしとら)

A

北東の方角 陰陽道では「鬼門」と言い不吉な方角とみなす

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6
Q

夕月夜(ゆふづくよ)

A

夕方には既に出ている月のこと

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7
Q

望月(もちづき)

A

十五日ごろの月で、満月。最も美しいとみなされる八月十五夜の月を「中秋の名月」という

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8
Q

有明の月

A

夜が明けても空に残っている月

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9
Q

陰暦で十六日以後、特に二十日すぎ

A
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10
Q

霞(かすみ)

A

春とともに「立つ」(かかる)景物

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11
Q

A

香りを楽しむ 雪や白波に見立てられる

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12
Q

鶯(うぐいす)の宿

A
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13
Q

A

「糸」に見立てられる

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14
Q

A

「花」というとこのこと。

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15
Q

満開から散るまでの様子を楽しむ。雪や白雲に見立てられる

A
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16
Q

山吹

A

晩春の景物 水辺に咲くことから水に映った花の影を楽しむ

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17
Q

花の色が梔子色(クチナシ)=黄色であることから、「梔子」に「口無し」をかけて読む

A
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18
Q

A

晩春から初夏にかけての景物

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19
Q

花房が風に揺れる様子は波に見立てられる

A
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20
Q

蓬(よもぎ)

A

手入れをしないと生い茂る

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21
Q

廃校した家の様子を「_生(ふ)」といい、男の訪れの絶えた女の家を表す

A
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22
Q

節会

A

天皇が臣下を集めて催す宴

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23
Q

正月に限らず様々なものがあるが、新春には「元日の__」「白馬の(あをうま)」が催される

A
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24
Q

子の日の遊び

A

正月最初の日に、末長い繁栄にあやかるために野に出て「若菜」や「小松」を引く行事

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25
七種の粥
旧暦正月で「人日(じんじつ)」という日に食べて、むこう1年間の健康を願う
26
除目
大臣以外の役人の任命式
27
春の地方官の任命式を「春の県召_」、秋の中央官の任命式を「秋の司召の_」と呼ぶ
28
なでしこ
幼いいとしい子 の意味をかけて読む
29
卯の花
色が白であることから、他の「白いもの」に見立てられる。郭公(ほととぎす)の宿
30
郭公(ほととぎす)
夏の鳥として、その初音を楽しむ
31
時鳥と漢字を当てることもある
32
橘(たちばな)
香りを楽しみ、昔を懐かしむ
33
郭公(ほととぎす)の宿
34
菖蒲(あやめ)
5月5日、香りで邪気を払うため、いたるところに飾れます。根の長さを競う「根合はせ」が催される。和歌では文目=物の道理をかける
35
五月雨
梅雨 和歌では眺め=物思いに沈むことをかけて詠む
36
燃える思いになぞらえられる
37
思ひの火
38
短夜(みじかよ)
恋する男女は夜に逢って夜明け前に別れる
39
夏は早く夜が明けてしまう
40
更衣(ころもがえ)
旧暦四月一日と十月一日
41
室内の調度も改めます
42
賀茂の祭り かも
四月中酉の日に行われる上〇〇・下○両社の祭り
43
葵祭あふひ祭ともいいます
44
都中が葵で飾られます
45
「逢ふ日」を掛けて詠む
46
祭りといえばこれ
47
名月
八月十五夜の月
48
九月十三夜の月も賛美されます
49
霧(きり)
秋の景物
50
春の霞と区別される
51
雁(かり)
月や霧と取り合わされる
52
鳴き声に耳を澄ます
53
手紙を運ぶ鳥
54
鹿(しか)
鳴き声を妻を求めて泣く声と聞く
55
女郎花(をみなへし)
秋の七草の一つ。
56
和歌では女性に例えられる
57
萩 はぎ
秋の七草の一つ。
58
露のおりる場所
59
おりることを古語では「置く」という
60
露 つゆ
はかない命や涙の比喩
61
「袖の○」=袖を濡らす涙
62
荻 をぎ
尾花=ススキ
63
とともに風に揺れる様が手招きしているように見える
64
人の訪れを待つ姿に見立てられる
65
招き にも通じます。
66
この梅雨を飲むと長生きするとされる
67
九月九日の「重陽の節句」これが浮く酒を飲みます
68
この以降も「残○」として枯れるまでの色の移ろいを楽しみます
69
その年の最後に咲く花
70
野分(のわき)
野の草を分けて吹く秋の強い風
71
台風にあたる
72
七夕
七月七月の夜 牽牛と織女が天の川のほとりで年に一度のデートをする
73
この日は男女間で恋文がやり取りされる
74
時雨しぐれ
晩秋から初冬にかけてふる雨
75
一雨ごとに紅葉が深まり落葉促す
76
雨の音を楽しむ
77
常緑樹=長寿の象徴
78
新春の賀の景物
79
以下の中島に植えられる
80
霜 しも
おりることを古語では置くという
81
白髪に見立てられる
82
(*皺しわは波に見立てられる)
83
梅の花や桜の花に見立てられる
84
辺り一面の○○を降り注ぐ月の光に、逆向きに見立てることも
85
五節の舞(ごせちのまひ)
旧暦十一月に行われる宮中の祭礼
86
舞姫は貴族の未婚の子女5人
87
追儺(つひな)
大晦日の夜、宮中で行われた悪鬼を追い払う
88
桃の弓と葦の矢で追い払う
89
民間にも伝わって豆まきに
90
琴の音(ことのね)
導かれて男が美しい女を発見する場面多い
91
女はひとりでいる「ひとり〇〇」
92
垣間見
男が女をのぞきみること
93
よばむ
男が女に窮愛すること
94
和歌の詠まれた窮愛の手紙を送る
95
薄様 うすやう
漉(す)いた紙。二枚重ねで用いる
96
配色に心を配る
97
恋文(懸想文)に使われます
98
結び文
紙を細く巻いて蝶ネクタイのように結んだ手紙
99
恋文の多くはこの形
100
季節の植物を添えて送ることも
101
暁あかつき
夜明け前
102
逢っていた男女が別れるとき
103
一番鶏の鳴き声がその時の到来を知らせる
104
男はまだ暗い中、未練を残しながら帰っていく
105
後朝きぬぎぬ 「衣衣」とも記す
1つに重ねられていた男女の衣が二つの衣に分かれること
106
男女が共寝をした翌朝に別れること・その朝のこと
107
衣をひとつ交換することもある
108
後朝のふみ
別れの後男から女に送る手紙のこと
109
早く送るのが礼儀
110
女は待ち望む。来なければ女にとって大きな恥
111
三日の夜みかのよ
男は女と初めて契りを結んだ後、相手の元に三日続けて通うのが礼儀
112
最後の三日目のこと
113
男の誠意が明かされたことになる。女の家で結婚の祝儀が行われる
114
所顕し ところあらはし
結婚披露宴
115
婿 むこ
妻の家に住み込む
116
入内 じゅだい
皇后・中宮・女御になる人が正式に内裏に入ること
117
産養 うぶやしなひ
子供が産まれて3、5、7、9日目の夜に催す祝宴
118
五十日の祝ひ いかのいはひ
119
百日の祝ひ ももかのいはひ
子供が産まれてから五十日目を祝う儀式
120
同様の儀式は生後百日目にも行われた
121
袴着 はかまぎ
幼児が初めて00をつけて成長を祝う儀式
122
3歳〜7歳ごろまでに行われる
123
裳着 もぎ
女子の成人式で初めて○をつける儀式
124
12、13歳ごろに行われる
125
初冠 うひかうぶり
男子の成人式で、初めて○をつける儀式
126
12歳を過ぎた頃に行われる
127
男子は成人後人前に出る時には○や烏帽子を被る
128
頭のてっぺんを人に見せることは失礼
129
乳母 めのと
貴人の子供を養育する係の女性
130
「00子」が00の実のこのことを言い、貴人と兄弟のように育ちのちには部下として使える
131
算賀 さんが
長寿の祝い
132
四十歳よそぢを皮切りに、いそぢ・むそぢ・ななそぢ・やそぢ・ここのそぢ・と10年ごとに祝う
133
無常のかぜ むじゃうの風
死の意味
134
花を散らし、草木の露を飛ばす=人の命を奪う「死」に喩えた言葉
135
野辺送り のべおくり
遺体を埋葬したり火葬したりすること
136
貴族は普通火葬され、その煙が歌に詠まれる
137
煙を霊魂と見て個人を偲ぶ
138
中陰 ちゅういん
人が死んだ後の四十九日間のこと
139
この間に次にどこへ生まれ変わるかが決まる
140
中有・七七日とも言う
141
服喪 ふくも
灰色に染めた墨染めの衣を着ます
142
二文字目に一文字目すること
143
帝 みかど
天皇のこと
144
天皇はそのくらいを譲ることができる
145
譲位後は別の御所に移り住み「上皇」と呼ばれる
146
出家すると「法皇」これらを「院」ともいう
147
中宮 ちゅうぐう
皇后の別称
148
天皇の正妻は「后きさき」「皇后」「答え!」と呼ばれる
149
更衣は女御の下の位
150
春宮 とうぐう
皇太子のこと
151
新王 しんわう
天皇の兄弟・皇子
152
天皇の姉妹・皇女は(内〇〇)という
153
源氏 げんじ
日本の皇室は姓を持たず、息子・皇女を巨籍に降りる時には姓を与えた。
154
最も多かった姓
155
1摂取 せっしやう
156
2関白 くわんぱく
幼い天皇に代わって政治を行う人ー1
157
天皇の政務全般を補佐する人ー2
158
貴族たちは娘を入内させ、天皇との間に生まれた皇子を帝位に見つけてなろうとした
159
一の人 いちのひと
臣下の中で一番権力を持っている人
160
多くは摂取関白、左大臣の時も
161
参議さんぎ
「宰相さいしゃう」ともいう
162
大納言・中納言に次いで国政を審議する重職
163
三位四位の中から選ばれる、やがて国の重鎮となるはずの有望な人物
164
殿上人 てんじやうびと
雲の上人、雲客ともいう
165
清涼殿の都の上の間人ぼるのを許された人のこと
166
四位五位の人の一部、六位の蔵人がそれに当たる
167
一代限り、天皇が変わると選抜し直される
168
蔵人 くらうど
天皇の側近
169
六位でも殿上の間に昇ることが許された
170
天皇の信任を得た男がなる
171
頭 とう
蔵人所の長官の略称
172
原則2名
173
○の弁、○の中将という
174
内侍 ないし
天皇のそば近くに仕える女性
175
働く女性、女房たちのエリート
176
女房 にようばう
宮中や院の御所、貴人のやしきで働く地位の高い女性
177
受領の娘が多い
178
本名ではなく、縁のある男性の官職名・任国名で呼ばれる
179
地下 じげ
清涼殿の殿上の間に昇るのを許されていない人
180
蔵人を除く六位以下の宮人
181
官位 くわんい
官職と位階のこと
182
貴族社会における地位のこと
183
給与もこれによる、収入にさ
184
申し文 まうしぶみ
昇進や任官のために提出する自己推薦書
185
近衛府 このえふ
天皇の側近の武官の役所
186
上達部かんだちめが兼務する
187
検非違使 けびいし
京の治安維持や訴訟・裁判を担当する役所
188
警察と裁判所が一緒になった
189
平安京 へいあんきやう
皇居のある土地「○」の中でも最も重要
190
天皇が内裏にいて南を向くと、東=左 右=西になるので「左○」「右○」という
191
比叡山、延暦寺のこと
192
清水寺
本尊は観世音菩薩(観音)
193
現世利益の仏なので、願い事を叶えてもらうために多くの人が参詣する
194
人の国
地方のこと
195
県召(あがためし)の除目で任命されたものは任国へ下る。任期4年
196
長官を「受領」という
197
あづま えびす
今の関東地方、ここの荒々しい武士のこと
198
鎌倉幕府を指すこともある
199
京から鎌倉・江戸に行くと「下る」
200
京に行くこと「上る」という
201
里内裏 さとだいり ・今内裏
外に設けられた天皇の臨時の御所
202
火事で焼けた時などに移り住む
203
=摂政関白の邸が当てられる
204
紫宸殿 ししんでん ・南殿なでん
205
御階みはし「左近の桜・右近の橘」
内裏の正殿
206
中央の階段 東に桜 西に橘
207
天皇の即位式などの重要な儀式が行われる
208
清涼殿 せいりやうでん
天皇が日常住むところ
209
殿上の間 てんじやうのま
清涼殿の南側にある、上達部や殿上人の控えの間
210
会議行う
211
蔵人ここで働く
212
後宮 こうきゅう
内裏の北側に広がる
213
天皇の妻たちなどが住むところ
214
殿x7 舎x5 合わせて十二の殿舎がある
215
上の御局 みつぼね
清涼殿の北側にある部屋
216
後宮とは別に后に与えられる部屋
217
局 つぼね
主人から与えられた女房の私室
218
主人のもとへ行く「上る のぼる」
219
00へ戻ること「下る おる」
220
寝殿造り しんでんづくり
貴族の邸宅の造りを言う
221
簀子という濡れ縁がめぐっている
222
階はし を登って庭から屋内へ入る
223
前にある広い庭には遣水やりみずが流れている
224
様々な植物が植えられているー前裁という
225
対の屋 たいのや
寝殿造りの邸にある主人たちが住む正殿の左右や後ろに離れに付属している建物
226
成人した娘、婿を迎えた娘夫婦が暮らす
227
釣り殿 つりどの
池に挑んで立てられた建物
228
夏の納涼、花見・月見・雪見などをする
229
詩歌管弦の遊びが行われる
230
築地 ついぢ・ついひじ
土で築いた塀
231
土でできているため崩れたり草が生えたりする
232
手入れをしていない邸には経済的に余裕のない人が暮らしていたり
233
母屋 もや
部屋の中の一段高く作られている中央部分
234
周りの低いところは廂ひさしという
235
主の女性は普段ここにいる
236
御帳台 みちょうだい
母屋に置かれている
237
台の上に畳を敷き四隅に柱を立てた箱型のものにとばりを垂れたもの
238
高貴な人が寝るところ
239
御簾 みす
ブラインド
240
竹で作られている
241
用途は日除けと目隠し
242
訪ねてきた男性と会話するときにはこれ越しに行う
243
几帳 きちゃう
目隠しのための移動式カーテン
244
親しい人と会う時もこれを隔てていた
245
脇息 けふそく
肘掛け
246
前に置いて寄りかかったり、うつぶしてうたた寝をする
247
塗籠 ぬりごめ
寝殿造りの室内は開放的な中、これだけは壁に囲まれている
248
普段は物置きだが、古文では難を逃れて身を隠す場所として描かれる
249
霊が住んでることもある
250
襲 かさね
衣装に制約の多い男性に比べて女性は自由に着こなせる
251
女性にとって衣装は自己主張の一つ、どんな色目のものを何枚切るかで美的センスを競い合った
252
お歯黒 はぐろ
鉄を酸化させた液である「鉄漿かね」で染める
253
女性だけでなく男性も
254
眉墨 まゆずみ
女性は毛抜きで全て抜き、自分で描く
255
化粧法
256
当時は実際より上のあたりにぼかしながら太く書いていた
257
振り分け髪
子供は男女同じこの髪型
258
髪を真ん中で分けて肩のあたりで切り揃えた
259
髻 もとどり
成人した男性は髪を頭上で束ねて糸でゆいます
260
額髪・下がり端
額の髪は左右に分けて肩のしたあたりで切り揃える
261
女性の髪は美しさの条件の一つだった
262
薫物 たきもの
香りの良いお香をたくこと
263
その香りから人柄がはかられた
264
持ち寄って香りの優劣を競う遊びを「00合」00あはせと言った
265
扇 あふぎ
音を立てて人の注意を引いたり
266
顔を隠すときに使う
267
メモ用紙としても使う
268
牛車 ぎつしや
出かけるときに乗る
269
男性は後ろから乗り前から降りる
270
女性は乗る時も降りる時も後ろから
271
乗り降りするところには簾が二重に垂れている
272
牛飼童 うしかひわらは
牛車の牛を扱うもののこと
273
子供の格好をした大人
274
随身 ずいしん
貴人が外出するときに警備のためにお供する人
275
近衛府の役人
276
警蹕 けいひつ けいひち
先導のものがおお、しし、おしおしという声を発すること
277
殿上人;短く
278
上達部;長く伸ばして発する
279
どの身分の人が通っているかわかる
280
真名 まな
漢字
281
男文字、男手ともいう
282
文章博士 もんじゃうはかせ
大学教授
283
中国の詩文や歴史を学び、漢詩文を作る文章道の教授
284
女手
ひらがな
285
女文字ともいう、カタカナは漢文の世界で使われた
286
手習ひ
文字を書く練習
287
習字、若を描くこと
288
管弦 くわんげん
289
琴、琵琶
290
男性は両方引けるが女性は後者だけ
291
男性貴族の必修科目
292
催馬楽 さいばら
歌謡の一種
293
宴席や儀式などの場で楽器を伴奏として歌う
294
歌合 うたあはせ
複数の歌人を左右の組みに分けて和歌の優劣を競い合う遊び
295
勝負の数=番 という
296
連歌 れんが
一緒の和歌を二人で作る遊び
297
相談せず5・7・5と7・7が詠まれる
298
今様 いまやう
和歌とは違う新しい流行歌謡
299
平安時代中期に起こった
300
百拍子=男装した女が舞いながら歌う
301
男舞という
302
蹴鞠 けまり
鹿の皮でできている
303
地面に落とさないように蹴る遊び、高さ・姿勢・回数が問われる
304
鷹狩り たかがり
秋や冬に調教したたかを使って野で鳥や小動物を獲る遊び
305
夢 ゆめ
未来の予兆
306
気になったら○解き、○合はすという
307
合わせ方次第でいいものもつまらない○になる
308
陰陽道 おんやうだう
天文や暦、物事の吉凶を占うことを目的とした学問
309
これを修めた人が〇〇師と言われ、何かを行うとき相談して行う日を決めた
310
方違へ かたたがへ
陰陽道でその日その方角に行ってはならないことを方塞がりという。
311
それを防ぐために前夜移動して方角を変えてから向かうこと
312
物忌み ものいみ
凶事を避けるため、一定期間外出を慎むこと
313
好意を慎むことを「こと〇〇」という
314
庚申待ち かうしんまち
干支でかのえさるに当たる日に徹夜をする習俗
315
この日眠ると虫が抜け出して密告される、眠気覚ましにさまざまな遊びが催された
316
けがれ
宗教的に
317
死・出産・病気などが当たる
318
伝染性があり、当時に携わったり、参内したりすることができない
319
神に祈ったり、水に浸かって禊をすることで除く
320
社 やしろ
一族の神をまつるところ
321
斎宮・斎院
天皇家は皇女を神に奉仕する巫女として送り出す
322
伊勢神宮:前者
323
賀茂神社:後者
324
物の怪 もののけ
人に取り憑いて重い病気にしたり、死に至らせたりする悪霊
325
御霊 ごりやう
恨みを抱いたまま亡くなった人の怨霊
326
神としてまつられたもの
327
加持祈祷 かぢきとう
密教僧が真言を唱えて願いが叶うように仏の祈ること
328
悪例の調伏、重い病気を治したりするためによく行われる
329
験者 げんざ
加持祈祷をして霊言を表す行者のこと
330
険しい山を踏破したり滝に打たれたり荒行をすることで不思議な力を獲得する
331
無常 むじやう
この世のものは絶えず生滅変化し
332
常住することはない、死を表している時もある
333
仮の世 かりのよ
この世のこと
334
仏教ではこの世はあの世に行くまでの一時的な生でしかない
335
出家
俗世を離れて仏道に入ること
336
髭を剃る
337
熱心に修行に励んでいても剃髪していなければ見なされない
338
念仏
南無阿弥陀仏と唱えること
339
南無=古代インドごで帰依するという意味
340
浄土 じょうど
仏の住む世界
341
阿弥陀仏の住む極楽が多くの人の信仰の対象となった西にあるので西方〇〇ともいう
342
蓮の上 はちすのうへ
極楽浄土のこと
343
成仏すると池の〇〇の上に生まれる
344
極楽往生を妨げる行い
345
現世への執着
346
ほだし
出家して極楽住生しようとしている人の思いを妨げて、その人を俗世や原生に引き戻そうとするものをいう
347
あかつき
一番鶏の鳴く時刻。未明のあたりがまだ暗い時分
348
手洗ひ
1日の初めに今日平安を祈るため手を洗って身を清める
349
日記
男性貴族は仕事に行く前に昨日の出来事を漢文で記す
350
艮(うしとら)
北東の方角 陰陽道では「鬼門」と言い不吉な方角とみなす
351
夕月夜(ゆふづくよ)
夕方には既に出ている月のこと
352
望月(もちづき)
十五日ごろの月で、満月。最も美しいとみなされる八月十五夜の月を「中秋の名月」という
353
有明の月
夜が明けても空に残っている月
354
陰暦で十六日以後、特に二十日すぎ
355
霞(かすみ)
春とともに「立つ」(かかる)景物
356
香りを楽しむ 雪や白波に見立てられる
357
鶯(うぐいす)の宿
358
「糸」に見立てられる
359
「花」というとこのこと。
360
満開から散るまでの様子を楽しむ。雪や白雲に見立てられる
361
山吹
晩春の景物 水辺に咲くことから水に映った花の影を楽しむ
362
花の色が梔子色(クチナシ)=黄色であることから、「梔子」に「口無し」をかけて読む
363
晩春から初夏にかけての景物
364
花房が風に揺れる様子は波に見立てられる
365
蓬(よもぎ)
手入れをしないと生い茂る
366
廃校した家の様子を「_生(ふ)」といい、男の訪れの絶えた女の家を表す
367
節会
天皇が臣下を集めて催す宴
368
正月に限らず様々なものがあるが、新春には「元日の__」「白馬の(あをうま)」が催される
369
子の日の遊び
正月最初の日に、末長い繁栄にあやかるために野に出て「若菜」や「小松」を引く行事
370
七種の粥
旧暦正月で「人日(じんじつ)」という日に食べて、むこう1年間の健康を願う
371
除目
大臣以外の役人の任命式
372
春の地方官の任命式を「春の県召_」、秋の中央官の任命式を「秋の司召の_」と呼ぶ
373
なでしこ
幼いいとしい子 の意味をかけて読む
374
卯の花
色が白であることから、他の「白いもの」に見立てられる。郭公(ほととぎす)の宿
375
郭公(ほととぎす)
夏の鳥として、その初音を楽しむ
376
時鳥と漢字を当てることもある
377
橘(たちばな)
香りを楽しみ、昔を懐かしむ
378
郭公(ほととぎす)の宿
379
菖蒲(あやめ)
5月5日、香りで邪気を払うため、いたるところに飾れます。根の長さを競う「根合はせ」が催される。和歌では文目=物の道理をかける
380
五月雨
梅雨 和歌では眺め=物思いに沈むことをかけて詠む
381
燃える思いになぞらえられる
382
思ひの火
383
短夜(みじかよ)
恋する男女は夜に逢って夜明け前に別れる
384
夏は早く夜が明けてしまう
385
更衣(ころもがえ)
旧暦四月一日と十月一日
386
室内の調度も改めます
387
賀茂の祭り かも
四月中酉の日に行われる上〇〇・下○両社の祭り
388
葵祭あふひ祭ともいいます
389
都中が葵で飾られます
390
「逢ふ日」を掛けて詠む
391
祭りといえばこれ
392
名月
八月十五夜の月
393
九月十三夜の月も賛美されます
394
霧(きり)
秋の景物
395
春の霞と区別される
396
雁(かり)
月や霧と取り合わされる
397
鳴き声に耳を澄ます
398
手紙を運ぶ鳥
399
鹿(しか)
鳴き声を妻を求めて泣く声と聞く
400
女郎花(をみなへし)
秋の七草の一つ。
401
和歌では女性に例えられる
402
萩 はぎ
秋の七草の一つ。
403
露のおりる場所
404
おりることを古語では「置く」という
405
露 つゆ
はかない命や涙の比喩
406
「袖の○」=袖を濡らす涙
407
荻 をぎ
尾花=ススキ
408
とともに風に揺れる様が手招きしているように見える
409
人の訪れを待つ姿に見立てられる
410
招き にも通じます。
411
この梅雨を飲むと長生きするとされる
412
九月九日の「重陽の節句」これが浮く酒を飲みます
413
この以降も「残○」として枯れるまでの色の移ろいを楽しみます
414
その年の最後に咲く花
415
野分(のわき)
野の草を分けて吹く秋の強い風
416
台風にあたる
417
七夕
七月七月の夜 牽牛と織女が天の川のほとりで年に一度のデートをする
418
この日は男女間で恋文がやり取りされる
419
時雨しぐれ
晩秋から初冬にかけてふる雨
420
一雨ごとに紅葉が深まり落葉促す
421
雨の音を楽しむ
422
常緑樹=長寿の象徴
423
新春の賀の景物
424
以下の中島に植えられる
425
霜 しも
おりることを古語では置くという
426
白髪に見立てられる
427
(*皺しわは波に見立てられる)
428
梅の花や桜の花に見立てられる
429
辺り一面の○○を降り注ぐ月の光に、逆向きに見立てることも
430
五節の舞(ごせちのまひ)
旧暦十一月に行われる宮中の祭礼
431
舞姫は貴族の未婚の子女5人
432
追儺(つひな)
大晦日の夜、宮中で行われた悪鬼を追い払う
433
桃の弓と葦の矢で追い払う
434
民間にも伝わって豆まきに
435
琴の音(ことのね)
導かれて男が美しい女を発見する場面多い
436
女はひとりでいる「ひとり〇〇」
437
垣間見
男が女をのぞきみること
438
よばむ
男が女に窮愛すること
439
和歌の詠まれた窮愛の手紙を送る
440
薄様 うすやう
漉(す)いた紙。二枚重ねで用いる
441
配色に心を配る
442
恋文(懸想文)に使われます
443
結び文
紙を細く巻いて蝶ネクタイのように結んだ手紙
444
恋文の多くはこの形
445
季節の植物を添えて送ることも
446
暁あかつき
夜明け前
447
逢っていた男女が別れるとき
448
一番鶏の鳴き声がその時の到来を知らせる
449
男はまだ暗い中、未練を残しながら帰っていく
450
後朝きぬぎぬ 「衣衣」とも記す
1つに重ねられていた男女の衣が二つの衣に分かれること
451
男女が共寝をした翌朝に別れること・その朝のこと
452
衣をひとつ交換することもある
453
後朝のふみ
別れの後男から女に送る手紙のこと
454
早く送るのが礼儀
455
女は待ち望む。来なければ女にとって大きな恥
456
三日の夜みかのよ
男は女と初めて契りを結んだ後、相手の元に三日続けて通うのが礼儀
457
最後の三日目のこと
458
男の誠意が明かされたことになる。女の家で結婚の祝儀が行われる
459
所顕し ところあらはし
結婚披露宴
460
婿 むこ
妻の家に住み込む
461
入内 じゅだい
皇后・中宮・女御になる人が正式に内裏に入ること
462
産養 うぶやしなひ
子供が産まれて3、5、7、9日目の夜に催す祝宴
463
五十日の祝ひ いかのいはひ
464
百日の祝ひ ももかのいはひ
子供が産まれてから五十日目を祝う儀式
465
同様の儀式は生後百日目にも行われた
466
袴着 はかまぎ
幼児が初めて00をつけて成長を祝う儀式
467
3歳〜7歳ごろまでに行われる
468
裳着 もぎ
女子の成人式で初めて○をつける儀式
469
12、13歳ごろに行われる
470
初冠 うひかうぶり
男子の成人式で、初めて○をつける儀式
471
12歳を過ぎた頃に行われる
472
男子は成人後人前に出る時には○や烏帽子を被る
473
頭のてっぺんを人に見せることは失礼
474
乳母 めのと
貴人の子供を養育する係の女性
475
「00子」が00の実のこのことを言い、貴人と兄弟のように育ちのちには部下として使える
476
算賀 さんが
長寿の祝い
477
四十歳よそぢを皮切りに、いそぢ・むそぢ・ななそぢ・やそぢ・ここのそぢ・と10年ごとに祝う
478
無常のかぜ むじゃうの風
死の意味
479
花を散らし、草木の露を飛ばす=人の命を奪う「死」に喩えた言葉
480
野辺送り のべおくり
遺体を埋葬したり火葬したりすること
481
貴族は普通火葬され、その煙が歌に詠まれる
482
煙を霊魂と見て個人を偲ぶ
483
中陰 ちゅういん
人が死んだ後の四十九日間のこと
484
この間に次にどこへ生まれ変わるかが決まる
485
中有・七七日とも言う
486
服喪 ふくも
灰色に染めた墨染めの衣を着ます
487
二文字目に一文字目すること
488
帝 みかど
天皇のこと
489
天皇はそのくらいを譲ることができる
490
譲位後は別の御所に移り住み「上皇」と呼ばれる
491
出家すると「法皇」これらを「院」ともいう
492
中宮 ちゅうぐう
皇后の別称
493
天皇の正妻は「后きさき」「皇后」「答え!」と呼ばれる
494
更衣は女御の下の位
495
春宮 とうぐう
皇太子のこと
496
新王 しんわう
天皇の兄弟・皇子
497
天皇の姉妹・皇女は(内〇〇)という
498
源氏 げんじ
日本の皇室は姓を持たず、息子・皇女を巨籍に降りる時には姓を与えた。
499
最も多かった姓
500
1摂取 せっしやう
501
2関白 くわんぱく
幼い天皇に代わって政治を行う人ー1
502
天皇の政務全般を補佐する人ー2
503
貴族たちは娘を入内させ、天皇との間に生まれた皇子を帝位に見つけてなろうとした
504
一の人 いちのひと
臣下の中で一番権力を持っている人
505
多くは摂取関白、左大臣の時も
506
参議さんぎ
「宰相さいしゃう」ともいう
507
大納言・中納言に次いで国政を審議する重職
508
三位四位の中から選ばれる、やがて国の重鎮となるはずの有望な人物
509
殿上人 てんじやうびと
雲の上人、雲客ともいう
510
清涼殿の都の上の間人ぼるのを許された人のこと
511
四位五位の人の一部、六位の蔵人がそれに当たる
512
一代限り、天皇が変わると選抜し直される
513
蔵人 くらうど
天皇の側近
514
六位でも殿上の間に昇ることが許された
515
天皇の信任を得た男がなる
516
頭 とう
蔵人所の長官の略称
517
原則2名
518
○の弁、○の中将という
519
内侍 ないし
天皇のそば近くに仕える女性
520
働く女性、女房たちのエリート
521
女房 にようばう
宮中や院の御所、貴人のやしきで働く地位の高い女性
522
受領の娘が多い
523
本名ではなく、縁のある男性の官職名・任国名で呼ばれる
524
地下 じげ
清涼殿の殿上の間に昇るのを許されていない人
525
蔵人を除く六位以下の宮人
526
官位 くわんい
官職と位階のこと
527
貴族社会における地位のこと
528
給与もこれによる、収入にさ
529
申し文 まうしぶみ
昇進や任官のために提出する自己推薦書
530
近衛府 このえふ
天皇の側近の武官の役所
531
上達部かんだちめが兼務する
532
検非違使 けびいし
京の治安維持や訴訟・裁判を担当する役所
533
警察と裁判所が一緒になった
534
平安京 へいあんきやう
皇居のある土地「○」の中でも最も重要
535
天皇が内裏にいて南を向くと、東=左 右=西になるので「左○」「右○」という
536
比叡山、延暦寺のこと
537
清水寺
本尊は観世音菩薩(観音)
538
現世利益の仏なので、願い事を叶えてもらうために多くの人が参詣する
539
人の国
地方のこと
540
県召(あがためし)の除目で任命されたものは任国へ下る。任期4年
541
長官を「受領」という
542
あづま えびす
今の関東地方、ここの荒々しい武士のこと
543
鎌倉幕府を指すこともある
544
京から鎌倉・江戸に行くと「下る」
545
京に行くこと「上る」という
546
里内裏 さとだいり ・今内裏
外に設けられた天皇の臨時の御所
547
火事で焼けた時などに移り住む
548
=摂政関白の邸が当てられる
549
紫宸殿 ししんでん ・南殿なでん
550
御階みはし「左近の桜・右近の橘」
内裏の正殿
551
中央の階段 東に桜 西に橘
552
天皇の即位式などの重要な儀式が行われる
553
清涼殿 せいりやうでん
天皇が日常住むところ
554
殿上の間 てんじやうのま
清涼殿の南側にある、上達部や殿上人の控えの間
555
会議行う
556
蔵人ここで働く
557
後宮 こうきゅう
内裏の北側に広がる
558
天皇の妻たちなどが住むところ
559
殿x7 舎x5 合わせて十二の殿舎がある
560
上の御局 みつぼね
清涼殿の北側にある部屋
561
後宮とは別に后に与えられる部屋
562
局 つぼね
主人から与えられた女房の私室
563
主人のもとへ行く「上る のぼる」
564
00へ戻ること「下る おる」
565
寝殿造り しんでんづくり
貴族の邸宅の造りを言う
566
簀子という濡れ縁がめぐっている
567
階はし を登って庭から屋内へ入る
568
前にある広い庭には遣水やりみずが流れている
569
様々な植物が植えられているー前裁という
570
対の屋 たいのや
寝殿造りの邸にある主人たちが住む正殿の左右や後ろに離れに付属している建物
571
成人した娘、婿を迎えた娘夫婦が暮らす
572
釣り殿 つりどの
池に挑んで立てられた建物
573
夏の納涼、花見・月見・雪見などをする
574
詩歌管弦の遊びが行われる
575
築地 ついぢ・ついひじ
土で築いた塀
576
土でできているため崩れたり草が生えたりする
577
手入れをしていない邸には経済的に余裕のない人が暮らしていたり
578
母屋 もや
部屋の中の一段高く作られている中央部分
579
周りの低いところは廂ひさしという
580
主の女性は普段ここにいる
581
御帳台 みちょうだい
母屋に置かれている
582
台の上に畳を敷き四隅に柱を立てた箱型のものにとばりを垂れたもの
583
高貴な人が寝るところ
584
御簾 みす
ブラインド
585
竹で作られている
586
用途は日除けと目隠し
587
訪ねてきた男性と会話するときにはこれ越しに行う
588
几帳 きちゃう
目隠しのための移動式カーテン
589
親しい人と会う時もこれを隔てていた
590
脇息 けふそく
肘掛け
591
前に置いて寄りかかったり、うつぶしてうたた寝をする
592
塗籠 ぬりごめ
寝殿造りの室内は開放的な中、これだけは壁に囲まれている
593
普段は物置きだが、古文では難を逃れて身を隠す場所として描かれる
594
霊が住んでることもある
595
襲 かさね
衣装に制約の多い男性に比べて女性は自由に着こなせる
596
女性にとって衣装は自己主張の一つ、どんな色目のものを何枚切るかで美的センスを競い合った
597
お歯黒 はぐろ
鉄を酸化させた液である「鉄漿かね」で染める
598
女性だけでなく男性も
599
眉墨 まゆずみ
女性は毛抜きで全て抜き、自分で描く
600
化粧法
601
当時は実際より上のあたりにぼかしながら太く書いていた
602
振り分け髪
子供は男女同じこの髪型
603
髪を真ん中で分けて肩のあたりで切り揃えた
604
髻 もとどり
成人した男性は髪を頭上で束ねて糸でゆいます
605
額髪・下がり端
額の髪は左右に分けて肩のしたあたりで切り揃える
606
女性の髪は美しさの条件の一つだった
607
薫物 たきもの
香りの良いお香をたくこと
608
その香りから人柄がはかられた
609
持ち寄って香りの優劣を競う遊びを「00合」00あはせと言った
610
扇 あふぎ
音を立てて人の注意を引いたり
611
顔を隠すときに使う
612
メモ用紙としても使う
613
牛車 ぎつしや
出かけるときに乗る
614
男性は後ろから乗り前から降りる
615
女性は乗る時も降りる時も後ろから
616
乗り降りするところには簾が二重に垂れている
617
牛飼童 うしかひわらは
牛車の牛を扱うもののこと
618
子供の格好をした大人
619
随身 ずいしん
貴人が外出するときに警備のためにお供する人
620
近衛府の役人
621
警蹕 けいひつ けいひち
先導のものがおお、しし、おしおしという声を発すること
622
殿上人;短く
623
上達部;長く伸ばして発する
624
どの身分の人が通っているかわかる
625
真名 まな
漢字
626
男文字、男手ともいう
627
文章博士 もんじゃうはかせ
大学教授
628
中国の詩文や歴史を学び、漢詩文を作る文章道の教授
629
女手
ひらがな
630
女文字ともいう、カタカナは漢文の世界で使われた
631
手習ひ
文字を書く練習
632
習字、若を描くこと
633
管弦 くわんげん
634
琴、琵琶
635
男性は両方引けるが女性は後者だけ
636
男性貴族の必修科目
637
催馬楽 さいばら
歌謡の一種
638
宴席や儀式などの場で楽器を伴奏として歌う
639
歌合 うたあはせ
複数の歌人を左右の組みに分けて和歌の優劣を競い合う遊び
640
勝負の数=番 という
641
連歌 れんが
一緒の和歌を二人で作る遊び
642
相談せず5・7・5と7・7が詠まれる
643
今様 いまやう
和歌とは違う新しい流行歌謡
644
平安時代中期に起こった
645
百拍子=男装した女が舞いながら歌う
646
男舞という
647
蹴鞠 けまり
鹿の皮でできている
648
地面に落とさないように蹴る遊び、高さ・姿勢・回数が問われる
649
鷹狩り たかがり
秋や冬に調教したたかを使って野で鳥や小動物を獲る遊び
650
夢 ゆめ
未来の予兆
651
気になったら○解き、○合はすという
652
合わせ方次第でいいものもつまらない○になる
653
陰陽道 おんやうだう
天文や暦、物事の吉凶を占うことを目的とした学問
654
これを修めた人が〇〇師と言われ、何かを行うとき相談して行う日を決めた
655
方違へ かたたがへ
陰陽道でその日その方角に行ってはならないことを方塞がりという。
656
それを防ぐために前夜移動して方角を変えてから向かうこと
657
物忌み ものいみ
凶事を避けるため、一定期間外出を慎むこと
658
好意を慎むことを「こと〇〇」という
659
庚申待ち かうしんまち
干支でかのえさるに当たる日に徹夜をする習俗
660
この日眠ると虫が抜け出して密告される、眠気覚ましにさまざまな遊びが催された
661
けがれ
宗教的に
662
死・出産・病気などが当たる
663
伝染性があり、当時に携わったり、参内したりすることができない
664
神に祈ったり、水に浸かって禊をすることで除く
665
社 やしろ
一族の神をまつるところ
666
斎宮・斎院
天皇家は皇女を神に奉仕する巫女として送り出す
667
伊勢神宮:前者
668
賀茂神社:後者
669
物の怪 もののけ
人に取り憑いて重い病気にしたり、死に至らせたりする悪霊
670
御霊 ごりやう
恨みを抱いたまま亡くなった人の怨霊
671
神としてまつられたもの
672
加持祈祷 かぢきとう
密教僧が真言を唱えて願いが叶うように仏の祈ること
673
悪例の調伏、重い病気を治したりするためによく行われる
674
験者 げんざ
加持祈祷をして霊言を表す行者のこと
675
険しい山を踏破したり滝に打たれたり荒行をすることで不思議な力を獲得する
676
無常 むじやう
この世のものは絶えず生滅変化し
677
常住することはない、死を表している時もある
678
仮の世 かりのよ
この世のこと
679
仏教ではこの世はあの世に行くまでの一時的な生でしかない
680
出家
俗世を離れて仏道に入ること
681
髭を剃る
682
熱心に修行に励んでいても剃髪していなければ見なされない
683
念仏
南無阿弥陀仏と唱えること
684
南無=古代インドごで帰依するという意味
685
浄土 じょうど
仏の住む世界
686
阿弥陀仏の住む極楽が多くの人の信仰の対象となった西にあるので西方〇〇ともいう
687
蓮の上 はちすのうへ
極楽浄土のこと
688
成仏すると池の〇〇の上に生まれる
689
極楽往生を妨げる行い
690
現世への執着
691
ほだし
出家して極楽住生しようとしている人の思いを妨げて、その人を俗世や原生に引き戻そうとするものをいう