肝胆膵 Flashcards
(13 cards)
膵液に含まれる消化酵素として誤っているものは
a アミラーゼ
b エラスターゼ
c トリプシン
d デカルボキシラーゼ
e リパーゼ
d デカルボキシラーゼ
肝臓や神経に存在
トリプシン、エラスターゼ、キモトリプシンはタンパク質を分解
正しいのはどれか
a A型肝炎ウイルスはDNAウイルスである
b B型肝炎は5～6％で劇症化する
c C型肝炎は慢性化しにくい
d 肝細胞癌の原因としては、C型肝炎ウイルスが最も多い
e A型肝炎ウイルスでは血液感染が多い
d 肝細胞癌の原因としては、C型肝炎ウイルスが最も多い
b B型肝炎ウイルスの1~2%が劇症化する
e A型肝炎ウイルスはRNAウイルスで、経口感染である
B型肝炎ウイルスにおいてウイルス複製の活動性を示すのはどれか
a HBs抗原
b HBs抗体
c HBe抗原
d HBe抗体
e HBc抗体
c HBe抗原
a HBs抗原：ウイルスの存在
b HBs抗体：治癒or ワクチン接種
d HBe抗体：感染力
e HBc抗体：IgMがあれば急性期、IgGであれば慢性期
門脈圧亢進症がみられないのはどれか
a Budd-Chiari症候群
b Wilson病
c ヘモクロマトーシス
d Gilbert症候群
e 自己免疫性肝炎
d Gilbert症候群
a Budd-Chiari症候群：肝静脈や下大静脈の閉塞
b Wilson病：銅沈着過剰による肝線維化
c ヘモクロマトーシス：鉄沈着過剰による肝線維化
d Gilbert症候群：黄疸のみがみられ、肝機能は正常
e 自己免疫性肝炎：肝細胞壊死炎症から肝線維化
門脈圧亢進症の側腹血行路とならないのはどれか
a 短胃静脈
b 脾静脈
c 上腸間膜静脈
d 傍臍静脈
e 右腎静脈
e 右腎静脈
自己免疫性肝炎について正しいのはどれか
a ロゼット形成
b 抗ミトコンドリア抗体陽性
c 血清IgM高値
d ステロイドが禁忌
e 男性に多い
a ロゼット形成
自己免疫性肝炎も原発性胆汁性胆管炎も中年女性に見られる。
ステロイド禁忌、抗ミトコンドリア抗体陽性、血清IgM高値は原発性胆汁性胆管炎で見られる。
自己免疫性肝炎は、IgG高値、抗核抗体、抗平滑筋抗体、ステロイドが第1選択
急性胆囊炎でみられないのはどれか
a 黄疸
b 発熱
c 腹痛
d けいれん
e ショック
d けいれん
胆嚢炎→化膿性閉塞性胆管炎⇒血圧低下（ショック）、意識障害になるが通常ではみられない
急性閉塞性化膿性胆管炎でみられないのはどれか
a 黄疸
b 意識障害
c 門脈圧亢進
d 敗血症
e DIC
c 門脈圧亢進
【Charcotの三徴】
発熱、黄疸、右上腹部痛
【Reynoldsの五徴】
Charcot＋意識障害、ショック
胆囊癌の組織型で最も多いのはどれか
a 腺癌
b 小細胞癌
c 移行上皮癌
d 扁平上皮癌
e 腺扁平上皮癌
a 腺癌
胆嚢、胆管の上皮の主体は腺細胞
急性膵炎患者の血液検査値で上昇しないのはどれか．
ａ LD
ｂ Ca
ｃ アミラーゼ
ｄ リパーゼ
ｅ エラスターゼ
b Ca
Caは低下する！
脂肪壊死→遊離した脂肪酸がCaと結合→消費的に低下
組織の破壊によりLD↑
急性膵炎の所見でみられるのはどれか
a Murphy徴候
b Courvoisier徴候
c Blumberg徴候
d Mirizzi症候群
e Cullen徴候
e Cullen徴候
a Murphy徴候：右季肋部を圧迫して深呼吸すると痛みで呼吸が止まる（胆嚢炎）
b Courvoisier徴候：総胆管閉塞による胆汁うっ滞で胆嚢が無痛性に腫大（十二指腸乳頭部癌、胆管癌、膵癌）
c Blumberg徴候：腹壁の圧迫を解いたときの強い疼痛＝腹膜刺激症状
d Mirizzi症候群：胆嚢管の胆嚢胆石の圧迫や総肝管の狭窄→胆汁うっ滞（胆嚢造影）
e Cullen徴候：腹腔内の血性浸出液が皮膚筋膜に達して、臍周辺に皮下出血が見られる（急性膵炎）cf. Grey-Turner徴は左側腹部
合併症として急性膵炎をきたしやすい手技はどれか．
ａ 体外衝撃波結石破砕術
ｂ 上部消化管造影
ｃ 総胆管結石症に対する内視鏡的乳頭バルーン拡張術
ｄ 早期食道癌に対する内視鏡的粘膜下層剝離術
ｅ 早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術
c 総胆管結石症に対する内視鏡的乳頭バルーン拡張術
ERCP(逆行性胆管膵管造影)
内視鏡的十二指腸乳頭部処置
膵胆道系手術後に急性膵炎が見られる
膵管癌について誤っているのはどれか．
ａ KRAS点突然変異を認める．
ｂ 背部痛を認める．
ｃ 組織学的には腺癌であることが多い．
ｄ 5年生存率は50％である．
ｅ CA19-9の上昇が認められる．
d 5年生存率は50％である
5年生存率は20％と予後不良
