繰延資産

Question 1

公共的施設の負担金

償却期間？

Answer 1

『ハム(=公)な(70%)し(40%)』
・負担者専用
耐用年数×70%(な)
・その他
耐用年数×40%(し)
(1年未満切捨て)

Question 2

共同的施設の負担金
協会等の本来の用
(「会館」)
償却期間？

Answer 2

『納(=70%)豆(=10年)「会館」』
10年
耐用年数×70%(1年未満切捨て)
短い年数(納税者有利)

Question 3

共同的施設の負担金
(アーケード・日よけ・すずらん灯)
償却期間？

Answer 3

『アーケード5(=5年)台(=耐用年数)』
5年
耐用年数
短い年数

Question 4

広告宣伝用資産を贈与した費用

償却期間？

Answer 4

『ナナ(=70%)コ(=5年)の「広告」』
5年
耐用年数×70%(1年未満切捨て)
短い年数

Question 5

建物賃借のための権利金等
同業者団体等の加入金
(eg. 医師会、税理士会)
償却期間？

Answer 5

『剣(=権利金)道(同業者団体加入金)
5(=5年)段
注(=仲介手数料)意が必要(=必要経費)』
5年
(権利金等・賃借5年未満・更新時に再度権利金支払要→賃借期間)

Question 6

語呂合わせがないもの
(not”街路簡易舗装・街灯”)
償却期間？

Answer 6

耐用年数×70%
(転売可能な借家権→賃借後の見積残存耐用年数×70%)
(1年未満切捨て)

Question 7

開業費、開発費
(会計上の繰延資産)
償却費の計算方法？

Answer 7

特則：
任意償却
(支出年に全額必要経費算入)

Question 8

税法独自の繰延資産

償却費の計算方法？

Answer 8

原則：
繰延資産の額
×(業務月数※1/償却期間の月数※2)
※1：支出年は支出日〜12/31までの月数(1月未満切上)
※2：12×償却期間
特則：
『20万円未満』は支出年に全額必要経費算入

Question 9

固定資産を利用するための費用

償却開始時期？

Answer 9

支出日
建設着手日
「いずれか遅い日」から償却
(固定資産利用のための負担金は、負担金支出が建設等より先行。
支出先行する場合→建設着手時から支出効果生じるものと取扱う)

Question 10

具体例(1) 開業のため特別に支出した費用400,000円

本年必要経費算入額？

Answer 10

400,000円

Question 11

具体例(2) アーケード設置負担金
300,000円(本年2月に支出)
なお、アーケードの耐用年数は15年である。

Answer 11

300,000円×(11/12×5※)=55,000

※5年<耐用年数15年 ∴5年

Question 12

具体例(3) 商店街の道路を簡易舗装するための負担金250,000円

なお、この道路は主として一般公衆の便益に供されるものである。

Answer 12

250,000
共同的施設負担金
簡易な施設の負担金
(街路の簡易舗装・街灯)
支出年分の必要経費(全額)

Question 13

共同的施設負担金
『簡易な施設の負担金
(街路の簡易舗装・街灯)』

Answer 13

支出年分の必要経費(全額)

Question 14

具体例(4) 同業者団体の加入金
220,000円(本年7月に支出)
なお、この加入金は構成員としての地位を他に譲渡することができないものである。

Answer 14

220,000×(6/12×5)=22,000

同業者団体加入金→5年

Question 15

具体例(5) 同業者団体の会館
(協会等の本来の用に供されるもの、耐用年数38年)の建設負担金
240,000円(本年2月に支出)
なお、この会館の建設工事は、本年4月より開始されている。

Answer 15

240,000×(9/12×10※)=18,000
※38年×70%=26.6→26年
26年>10年 ∴10年
正：同業者『会館』→納(70%)豆(10年)
誤：同業者→5年と早とちり

Question 16

具体例(6) 建物を賃借する際の権利金480,000円(本年8月に支出)

賃借期間は4年であり、契約更新時に再び権利金を支払う旨の契約になっている。

Answer 16

480,000×(5/12×4※)=50,000
※4年<5年(5年未満判定) ∴4年
(賃借期間4年：5年未満、
契約更新時に再び権利金支払)

Question 17

具体例(7) 陳列だなを特約店に贈与したことによる費用180,000円(本年10月に支出)

なお、この陳列だな(耐用年数6年)には当店の名称が大きく表示されており、広告宣伝を目的としていることは明らかである。

Answer 17

正：

180,000<5年 ∴4年

Question 18

繰延資産の処理の注意？

my理解

Answer 18

・繰延資産であることの読み取り
・会計上の繰延資産、
税法上の繰延資産
・まず少額繰延資産判定から！
・支出年必要経費算入モノに注意(eg簡易な施設、借家権仲介手数料)
・固定資産：支出日or建設着手日の遅い日

Question 19

Q21 (1) 本年3月1日に市場の開拓のため特別に1,400,000円を支出している。

Answer 19

1,400,000円

Question 20

Q21 (2) 商店街の街灯設置に伴う負担金として300,000円を支出している。この街灯は簡易な施設で主として一般公衆の便益の用に供されるものである。

Answer 20

300,000円

Question 21

Q21 (3) 商店街の共同アーケード設置のための負担金として600,000円を本年3 月15日に支出している。
なお、このアーケードの設置工事は本年4月10日から開始されている。
また、アーケードの耐用年数は15年である。

Answer 21

600,000×(9/12×5※)=90,000

※5年<耐用年数15年 ∴5年

Question 22

Q21 (4) 同業者団体に対する加入金として300,000円を本年9月20日に支出している。

なお、この加入金は構成員としての地位を他に譲渡することができないものである。

Answer 22

300,000×(4/12×5)=20,000

Question 23

Q21 (5) 同業者団体の会館(協会等の本来の用に供されるものであり、耐用年数は50年である。)
の建設負担金として600,000を本年10月1日に支出している。
なお、会館の建設工事は本年11月5日から開始されている。

Answer 23

600,000×(2/12×10※)=10,000

※ 50×70%=35年>10年 ∴10年