皮膚科 Flashcards

(85 cards)

1
Q

Langerhans 細胞は骨髄由来の樹状細胞であり、Birbeck顆粒を持ち、(  )陽性。

A

CD1a

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2
Q

蕁麻疹は
( )型アレルギーの機序
( )細胞由来の( )が過剰放出される。
Where:( )皮( )層の限局性浮腫が多発しら病態。

A

I
肥満(マスト)、ヒスタミン
真皮上層

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3
Q

遺伝や自己免疫、栄養障害、ストレスにより毛母細胞が一時的に障害され、突然に円形の境界 明瞭な脱毛がみられる病態とは?

A

円形脱毛症

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4
Q

頭部白癬に真皮の炎症が加わった病態とは?
原因は( )の乱用やペットの飼育。
治療薬は?

A

Celsus禿瘡(とくそう)
副腎皮質ステロイド
イトラコナゾール(抗真菌薬)

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5
Q

思春期や妊婦、急激な体重増加、激しいスポーツ等により皮膚が過伸展することにより、

皮膚割線に沿った皮膚の萎縮をみる病態とは?

A

線状皮膚萎縮症〈線状伸展線条〉

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6
Q

毛孔に一致して紅斑や膿疱を生じた病態とは?

A

痤瘡〈acne〉

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7
Q

お酒に酔ったときのように、顔が赤くなる現象とは?

A

酒皶(しゅさ)

※副腎皮質ステロイドの使用などにより。

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8
Q

Auspitz現象が見られるのは?

A

乾癬

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9
Q

皮膚に摩擦を加えると、容 易に表皮剥離する現象をなんという?

A

Nikolsky現象

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10
Q

Nikolsky現象を見る疾患3つ

A
  1. 天疱瘡
  2. TEN(中毒性表皮壊死症)
  3. SSS(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群)
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11
Q

水疱を破り、内容物を顕微 鏡で観察する試験とは?

A

Tzank試験

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12
Q

採取した病変に水酸化カリ ウムを加え、加温し、角質 を融解させ鏡検する試験とは?

A

KOH〈苛性カリ〉法

※真菌症(白癬・カンジダ・癜 風)

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13
Q

外用剤を皮膚に塗布後、経皮吸収を高めるためラップフィルムで覆ってしまう方法とは?

A

閉鎖密封法〈ODT〉

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14
Q

PUVA 療法の適応となる主な疾患6つ

A
尋常性乾癬
尋常性白斑
掌蹠膿疱症
菌状息肉症
アトピー性皮膚炎
円形脱毛症

※色素性乾皮症では禁忌!

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15
Q

針反応検査をする疾患は?

A

ベーチェット病

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16
Q

アナフィラキシーを誘発する頻度が最も高い検査は?

A

皮内テスト

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17
Q
接触皮膚炎は、
接触源そのものの毒性で角化細胞が障害されるケース(刺激性接触皮膚炎)と、
Langerhans 細胞を介した( )型アレルギーの機序で発生するケース(アレルギー性接触皮膚炎)とに
分けられる。
主座は?
A

IV

表皮

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18
Q

結節性紅斑は下腿伸側に好発し、(  )に炎症が生じることにより結節性に隆起し、圧痛を伴う。

A

皮下脂肪組織

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19
Q

アトピー性皮膚炎の血液所見で高値となる2つ

A

好酸球

IgE

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20
Q

結節性紅斑を呈する感染症2つ

A

マイコプラズマ

Hansen病

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21
Q

結節性紅斑を呈する免疫疾患とは?

A

ベーチェット病

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22
Q

薬剤服用後数日で、体表面積の 10 %未満に紅斑やびらん、水疱を生じる病態とは?

A

Stevens-Johnson 症候群〈SJS〉

※高熱や関節痛 を伴い、粘膜病変はみられる。

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23
Q

薬剤服用後数日で、体表面積の 10 %以上に紅斑やびらん、水疱を生じる病態とは?

A

中毒性表皮壊死症〈TEN〉

※SJS から移行す ることが多い(ゆえに原則として SJS でみられる症候はすべてみられる)。

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24
Q

薬剤へのアレルギー反応とヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)の再活性化により全

身に紅斑がみられる病態とは?

A

薬剤性過敏症症候群〈DIHS〉

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25
薬剤性過敏症症候群〈DIHS〉の原因となりやすい薬剤2つ
カルバマゼピン | アロプリノール
26
前駆する感冒様症状(連鎖球菌感染が多い)の後、顔面や関節部に隆起性の紅斑が出現する病態とは?
Sweet病
27
Sweet病の三徴とは?
1. 発熱 2. 血中好中球増加 3. 好中球浸潤性紅斑 ※皮疹外の症候として関節痛もみられる。
28
天疱瘡の水疱は( )性であり、 | Nikolsky 現象は( )性である。
弛緩性 | 陽性
29
尋常性天疱瘡ではデスモグレイン(Dsg)への自己抗体Ig( )が出現・沈着し、基底層直上と粘膜とに水泡が形成される。
IgG | ※Dsgは3がメイン。
30
Dsg1のみに対する自己抗体が出現・沈着し、表皮上層(特に顆粒層)に水疱が形成され る病態とは?
落葉状天疱瘡
31
ヘミデスモゾームを構成する 17 型コラーゲンや BP230 蛋白への自己抗体が表皮下に侵 攻し、水疱を形成する病態とは?
水疱性類天疱瘡 ※高齢者に好発する。 Nikolsky現象陰性
32
水疱性類天疱瘡は皮膚生検で( )部(表 皮側)に IgGと C3 の線状沈着をみる。
表皮基底膜
33
全身性エリテマトーデス〈SLE〉では表皮-真皮境界部の Ig( )沈着をみる。
G
34
自己免疫機序により、「 掌 (てのひら)」と「蹠(あしのうら)」とに膿疱が出現する掌蹠膿疱症の原因を4つ。
1. 扁桃炎(A群β溶連菌感染) 2. 齲歯 3. 歯科金属アレルギー 4. 長期喫煙
35
壊疽性膿皮症の基礎疾患・合併疾患を2つ
1. 潰瘍性大腸炎〈UC〉 | 2. Crohn 病
36
病変部皮膚の表皮基底膜部に IgG が沈着する疾患は、 水疱性類天疱瘡と後天性表皮水疱症であるが、 それぞれどこに病変がある?
水疱性類天疱瘡@表皮側 | 後天性表皮水疱症@真皮側
37
抗表皮細胞間抗体が検出されるのは( )性天疱瘡。
尋常性
38
表皮ターンオーバーが亢進することで、 | 境界明瞭な紅色丘疹~銀白色の厚い鱗屑を形成する炎症性角化症とは?
尋常性乾癬 | ※20~40 歳代男性に好発し、慢性の経過をとり、寛解と増悪とを繰り 返す。
39
尋常性乾癬の治療には副腎皮質ステロイドや( )の外用が有効。
活性型ビタミンD
40
頸部や など摩擦部にザラザラとした黒褐色の乳頭状隆起をきたす病態で、胃癌、糖尿病などが見られる疾患名は?
黒色表皮腫
41
真皮に存在する肥満〈マスト〉細胞が腫瘍性に増殖し、扁平隆起性の褐色皮疹を呈 した病態とは? | ( )徴候陽性
肥満細胞腫 Darier徴候 ※小児に好発する。
42
グロムス腫瘍が好発する部位は?
爪床 | ※皮疹は暗紅色〜青色であり、夜間や寒冷時に増強する激しい疼痛をみる。
43
内臓病変が存在する時に現れる皮膚の症状の総称は?
デルマドローム
44
慢性的な紫外線曝露が原因となって、角化細胞が表皮内で異常増殖した病態とは?
光線角化症 | ※高齢者の露光部 (顔面や手背)に好発する。
45
光線角化症は、 | 膚生検では表皮( )層を中心に異型細胞の出現をみる。
基底
46
単発性、類円形かつ境界明瞭な紅〜黒褐色の扁平隆起性皮疹をみる病態とは?
Bowen病 ※高齢者に好発。 ※ヒ素摂取関与 ※全層
47
``` 有棘細胞癌の原因。(※頻出!) ( )瘢痕 光線角化症、Bowen 病 慢性膿皮症 扁平苔癬 色素性乾皮症 汗孔角化症 包茎、尖圭コンジローマ 尋常性( ) 円板状エリテマトーデスなど。 ```
熱傷瘢痕 | 尋常性狼瘡(ろうそう)
48
以下3つに共通するリスク2つ。 有棘細胞癌 基底細胞癌 悪性黒色腫
1. 紫外線 | 2. 色素性乾皮症
49
悪性黒色腫は表皮メラノサイト由来の悪性腫瘍であるが、( )検査にて皮疹を肉眼的に観察することが診断には有用である。
ダーモスコピー ※日本では末端黒子型が最多。 ※放射線感受性低い!
50
``` メラノーマはTNM 分類により、Stage 0〜IV に病期分類する。 T:( ) N:( ) M:( ) でそれぞれ判定される。 ```
T:腫瘍の厚さ N:転移リンパ節の個数 M:遠隔転移の部位
51
血管またはリンパ管の内皮細胞が増殖したことによる悪性腫瘍とは? | ( )者の( )部にみられやすい。
血管肉腫 高齢者の頭部 ※血管だが生検推奨、肺転移しやすく予後めちゃ悪い。
52
乳房外 Paget 病は、 ( )由来の表皮内癌であり、 高齢者の外陰部や肛門、腋窩に好発 する。
アポクリン腺
53
皮膚 T 細胞リンパ腫で最多で、 経過は数十年にわたり、 末期まで皮疹以外の症候は乏しい疾患とは?
菌状息肉症(そくにく)
54
菌状息肉症は、 皮膚生検では局面期に 巣状の表皮内( )球浸潤をみる。 →( )微小膿瘍と呼ばれる
リンパ球浸潤 →Pautrier微小膿瘍 ※治療はPUVA
55
高齢男性に好発する皮膚 T 細胞リンパ腫で、強い掻痒を呈する疾患は?
Se ́zary症候群
56
Se ́zary症候群の三徴 1. 紅皮症 2. 表在リンパ節腫脹 3. 末梢血( )出現
異型リンパ球 | (CD4陽性であり、セザリー細胞と呼ばれる)
57
丹毒は( )菌が( )皮に汗腺し、 | 浮腫性紅斑を呈する病態。
A群β溶血溶血性連鎖球菌 真皮 ※顔面に好発し、圧痛を伴う。
58
丹毒の血液検査では、 白血球やCRP、( )値の上昇が見られる。 赤沈は亢進する。
ASO
59
丹毒の治療には( )系抗菌薬やセフェム系の抗菌薬の内服または点滴静注が有効。
ペニシリン
60
伝染性膿痂疹とは、 | ( )菌感染により、湿疹 を呈する病態。
黄色ブドウ球菌 | ※乳幼児に好発する。いわゆる「とびひ」である。
61
伝染性膿痂疹の治療は?
セフェム系抗菌薬の外用または内服 | ※Dsg1が障害するため水泡を生じる。
62
体内に侵入した黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥脱毒素〈exfoliative toxin〉が血流に乗り全 身皮膚へと散布し、デスモグレイン 1〈Dsg1〉を障害することで紅斑と表皮内水疱、びらんを 生じる病態とは?
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群〈SSSS〉 ※乳幼児に好発 ※Nikolsky現象陽性
63
黄色ブドウ球菌やA 群β溶血性連鎖球菌、 | インフルエンザ桿菌が経皮的に真皮深層〜皮下組織へ侵入し、急性の化膿性炎症を呈する病態とは?
蜂窩織炎〈蜂巣炎〉 ※疼痛伴う。 ※壊死性筋膜炎や敗血症へと進行する例もある、
64
壊死性筋膜炎は真皮下層から筋膜にわたり、 広範な壊死を呈する病態で、 原因としては ( )菌*が多い。
A 群β溶血性連鎖球 ※高齢者や糖尿病など基礎疾患のある患者にみられやすい。 →デブリドマン
65
最も多い真性皮膚結核で、 | 結核菌が直接皮膚に病巣を作った状態をなんという?
皮膚腺病 | ※冷膿瘍(炎症症状に乏しい)
66
熱帯魚飼育者の手などから汚染水に生息する Mycobacterium marinum が感染する水槽〈プール〉肉芽腫が代表的なのは?
非結核性抗酸菌症 | →テトラサイクリン系やニューキノロン系の抗菌薬が有効
67
らい菌(Mycobacterium leprae)感染により、 | 皮膚症状と末梢神経障害を見るのは?
Hansen病 | ※環状紅斑や白斑がみられる。
68
尋常性疣贅は、 | ( )ウイルス感染により、手や足に疣贅を形成した病態。
ヒトパピローマ | ※液体窒素による凍結療法が有効。
69
枯れ木や土中に存在する Sporothrix schenckii が農業や園芸、小児の土遊び等により微小な傷口 から体内へ侵入することで発生する皮膚真菌感染症とは?
スポロトリコーシス | ※真皮〜皮下組織での肉芽種形成がみられる
70
黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥脱毒素〈exfoliative toxin〉によって生じる疾患とは?
伝染性膿痂疹
71
Sturge-Weber 症候群において、 | 単純性血管腫が形成されやすい神経領域とは?
顔面の三叉神経領域(特に第 1, 2 枝) | ※片側性、両側性ともにあ りうる。遺伝性はない。
72
結節性硬化症は、 | ( )遺伝の形式をとる。
常染色体優性(AD) ※TSC1、TSC2 の遺伝子異常が原因となる。 Bourneville-Pringle病とも呼ばれる。
73
``` 結節性硬化症では、 皮疹としては顔面(特に鼻唇溝や頬部)の対称性( )、 ( )、 粒起革様皮膚、 爪囲線維腫などをみる。 ```
血管線維腫 | 葉状白斑
74
結節性硬化症では、中枢神経症状として、てんかん発作や精神発達遅滞をみる。 | てんかんは( )と、それが進行した( )をみる。
West症候群(点頭てんかん) Lennox-Gastaut症候群 ※CT にて頭蓋内の石灰化がみられる。
75
神経線維腫症〈NF〉の遺伝形式は?
常染色体優性(AD)
76
神経線維腫症 1 型は、 von Recklinghausen病とも呼ばれ、 出生時から基底層( )顆粒増強により、 皮疹としては( )斑がみられる。
メラニン | cafe au-lait
77
神経線維腫症 1 型は、 | 学童期以降のSchwann細胞の増生により( )をみる。
神経線維腫瘍
78
神経線維腫症 1 型は、 学童期以降に骨格異常があり、 ( )などがみられる。
脊柱側弯 | ※虹彩小結節(Lisch結節)なども。
79
神経線維腫症 2 型では、 皮下の神経症腫瘍がみられ、 頭蓋内では( )を合併し、難聴や平衡機能障害を呈する。
超神経鞘種
80
太田母斑は思春期女子に好発し、 ( )領域の母斑。 ( )のメラニン沈着による。
片側三叉神経 | 真皮
81
色素失調症の遺伝形式は?
X染色体優性〈XD〉 | ※男児だと胎内死する(☞流産歴が重要)ため、女児に多い。
82
``` 色素失調症では、 生下時より紅斑を伴う水疱がみられる。 これが丘疹となり、色素沈着し、やがて消退する。 消退時、軽度の脱色素性瘢痕を残す。 女児では( )現象のため、健常部と病変部が混在する mosaic を呈する。 ```
Lyon現象 | ※眼病変、中枢神経病変、骨格異常を合併する。
83
紫外線曝露後の DNA 修復過程に先天的異常をもつことで、光線過敏症や眼症状、神経症状を呈する病態をなんという? | 遺伝形式は?
色素性乾皮症〈XP〉 常染色体劣性〈AR〉 ※有棘細胞癌、基底細胞癌、悪性黒色腫などの発生母地(三冠王!!) ※PUVA 療法は 禁忌!
84
弾性〈力〉線維性仮性黄色腫〈PXE〉は、 ABCC6 遺伝子の変異により( )中層〜深層にて 弾性線維の石灰化と変性が発生し、 皮 膚や網脈絡膜、血管に進行性に障害をみる病態。
真皮 | ※多 くは常染色体劣性〈AR〉遺伝する。
85
大嚢胞リンパ管腫は( )部に好発する。 | 気管圧迫により呼吸困難を呈することがあるため、注意が必要。
頸 | ※腫脹部を穿刺し、リンパ液(淡黄色透明の液体)の存在を示すことが診断に有用。