完成①：細胞の構造と機能

Question 0

細胞外マトリックスとは細胞が合成•分泌し、
細胞外に蓄積された生体高分子の複雑な会合体で
( )組織で発達していて、
基質と線維とに分類できる。

Answer 0

結合組織

Question 1

細胞外マトリックスにおいて。
基質(ground substance)は主に( )であり、
それは親水性であるので細胞外マトリックスに水分子を維持する働きがある。

Answer 1

グリコサミノグリカン(GAG)

＊GAGは大別して
ヒアルロン酸
コンドロイチン硫酸
デルマタン硫酸
ヘパリン
へパラン硫酸
ケラタン硫酸がある。

Question 2

細胞外マトリックスは基質と線維にわけられ、
主な基質はグリコサミノグリカン(GAG)で、
ヒアルロン酸以外のGAGは( )と呼ばれるポリペプチドと結合するすることがあり、
この複合体を( )という。

Answer 2

コアタンパク質
プロテオグリカン：コアタンパク質＋ヒアルロン酸以外のGAG

＊プロテオグリカンのコアタンパク質部分はヒアルロン酸に結合して大規模な網目状構造を作る。

Question 3

グリコサミノグリカンとプロテオグリカンとを合わせて

何という？

Answer 3

ムコ多糖

＊関節空に特に多く存在し、
円滑作用を発揮している。

Question 4

細胞外マトリックスにおいて、

3種類の基質とは？

Answer 4

⒈ グリコサミノグリカン
⒉ プロテオグリカン
⒊ 機能性糖タンパク質

Question 5

細胞外マトリックスにおいて、

3種類の線維とは？

Answer 5

⒈ 膠原線維(コウゲン)……コラーゲンの集合体
⒉ 細網線維(サイモウ)……Ⅲ型コラーゲンの集合体
⒊ 弾性線維……エラスチン＋フィブリリン

Question 6

合成されたコラーゲンは

どのようにして3重らせんの線維を作る？

Answer 6

合成されたコラーゲンはプロリン残基がヒドロキシ化されて、
このヒドロキシ基を介して頑丈な3重らせんの線維を作る。
プロリンのヒドロキシ化には補酵素としてビタミンCが必須。

Question 7

ビタミンCの欠乏症は

なぜ( )になる？

Answer 7

壊血病

ビタミンCの欠乏症ではコラーゲンが
脆弱化(ゼイジャク)して結合組織がもろくなる。

Question 8

赤血球の破裂を何という？

Answer 8

溶血

Question 9

細胞骨格は細い順に
⒈ アクチン線維
⒉ 中間径線維
⒊ 微小管

それぞれの径は？

Answer 9

⒈ アクチン線維…8nm
⒉ 中間径線維……10nm
⒊ 微小管…………25nm

Question 10

心筋は骨格筋とは違って単核の細胞だが、

心筋で発達している細胞接着装置は？(2つ)

Answer 10

デスモゾーム

ギャップジャンクション

Question 11

上皮組織の結合を上から下への順に5つ。

Answer 11

⒈ 密着結合
⒉ 接着結合
⒊ デスモゾーム
⒋ ギャップジャンクション
⒌ ヘミデスモゾーム

Question 12

密着結合(tight junction)を形成するタンパク質は？

2つ

Answer 12

クローディン

オクルーディン

Question 13

密着結合の意義は？

Answer 13

密着結合で結合された細胞同士に、
密着結合を境界とした極性を持たせること。

＊さらに、密着結合を超えて物質が透過することができないので、体の内外の環境を形成している。

Question 14

接着結合(adherence junction)を形成するタンパク質は？

Answer 14

カドヘリン

Question 15

接着結合の細胞膜の裏側に( )線維が密着し、

( )を介してアクチン線維が(カドヘリン)に結合している。

Answer 15

アクチン

カテニン

Question 16

デスモゾームを形成するのはカドヘリンファミリータンパク質である( )である。

Answer 16

デスモグレイン

Question 17

スポット状である細胞接着装置のデスモゾームを
形成するタンパク質はデスモグレインであるが、
それを固定しているのは( )線維の( )である。

Answer 17

中間径線維

ケラチンがデスモグレインを固定。

Question 18

Z膜を構成している中間径線維は？

Answer 18

デスミン

Question 19

線維芽細胞をでみられる中間径線維は？

Answer 19

ビメンチン

Question 20

微小管を形成するタンパク質は？

Answer 20

α-チュブリン

β-チュブリン

Question 21

細胞骨格で1番太く丈夫な微小管は
物質輸送の際のレールとしても活躍するが、
その上を走るモータータンパク質を2つ。
また、それぞれが行う輸送を何という？

Answer 21

ダイニン：逆行性輸送(＋端→ー端)

キネシン：順行性輸送(ー端→＋端)

Question 22

細胞運動に関わる3大細胞骨格筋系とは？

Answer 22

⒈ アクチン−ミオシン系
⒉ チュブリン−ダイニン系
⒊ チュブリン−キネシン系

Question 23

アミノ酸の吸収は2次能動輸送であり、

利用できるのは( )濃度勾配である。

Answer 23

Na＋

Question 24

等張液は
グルコース溶液：
塩化ナトリウム溶液：

Answer 24

グルコース溶液：5％

塩化ナトリウム溶液：0.9%

Question 25

上皮細胞が細胞外マトリックスと結合する装置を何という？

Answer 25

ヘミデスモゾーム

Question 26

ヘミデスモゾームについて。
細胞膜を貫通する( )、
( )型コラーゲンが中間径線維( )で裏打ちされて形成される。
細胞膜の外側では基底膜を介して( )型コラーゲンと結合する。

Answer 26

細胞膜を貫通する(インテグリン)、
(XII)型コラーゲンが中間径線維(ケラチン)で裏打ちされて形成される。
細胞膜の外側では基底膜を介して(IV)型コラーゲンと結合する。

Question 27

神経細胞を構成する3つは？

Answer 27

細胞体
軸索
樹状突起

Question 28

神経組織を構成するのは？

Answer 28

神経細胞(細胞体、軸索、樹状突起)

神経細胞膠細胞(コウ)

Question 29

骨と筋肉を結ぶアキレス腱は何組織？

Answer 29

結合組織

Question 30

動物細胞体の細胞質分裂で形成される収縮環を構成するのは何？

Answer 30

マイクロフィラメント

微小線維

Question 31

ウイルスに共通する基本構造は？

Answer 31

カプシドというタンパク質に

ゲノム核酸が囲まれている。

Question 32

細胞と細胞外マトリックスをつなぐ分子は？

Answer 32

インテグリン

Question 33

大腸菌は分裂で増殖するので、
ヒトのように有性生殖は行わないが、
類似した(　　)という現象がある。

Answer 33

接合

Question 34

大腸菌を含めて原核生物のゲノム染色体は(　　)であることが普通で、

真核生物の染色体は(　　)であることが普通である。

Answer 34

原核生物：環状DNA

真核生物：線状DNA

Question 35

大腸菌はアンモニウムを何に利用している？

Answer 35

窒素源としてアミノ酸やヌクレオチドの合成に利用している。

＊アミノ酸やヌクレオチドは必ずNを含む。

Question 36

大腸菌が空気の無い環境で増殖すると、

培地は(　　)性になる。

Answer 36

酸素がないと種々の有機酸やエタノールを産生するため、培地は(酸)性になる。

Question 37

空気中の窒素を利用できる生物を３つ

Answer 37

クロストリジウム
根粒菌
アゾトバクター

Question 38

窒素がクロストリジウムなどによってアンモニウムイオンに変換され、自然界に放出されると、
(　　)や(　　)という細菌よってに酸化されて、
亜硝酸イオンや硝酸イオンになる。

Answer 38

亜硝酸菌

硝酸菌

Question 39

硝酸イオンは(　　)が吸収し、

植物は硝酸イオンをNのソースとしている。

Answer 39

植物

Question 40

向き窒素化合物を窒素に戻す作用を何という？

Answer 40

脱窒作用

だっちつ

Question 41

空気中に存在する二酸化炭素を取り込んで、

その炭素原子をブドウ糖など有機化合物の合成原料として使用できる生物を何という？

Answer 41

独立栄養生物

Question 42

二酸化炭素を有機化合物合成の原料として使用することを何という？

Answer 42

炭素固定

Question 43

従属栄養とは？

Answer 43

独立栄養生物の合成した有機化合物を接種して炭素源とする栄養形式。

Question 44

緑色植物とは異なった光合成を行う生物を何という？

Answer 44

イオウ細菌

紅色イオウ細菌、緑色イオウ細菌

Question 45

大気中の窒素を取り込んでアンモニアに変える反応を何とう？

Answer 45

化学合成

Question 46

化学反応を行う例として、
亜硝酸菌：(　)→(　)
硝酸菌：(　)→(　)　　　

Answer 46

亜硝酸菌：(アンモニア)→(亜硝酸イオン)

硝酸菌：(亜硝酸イオン)→(硝酸イオン)　　　

Question 47

皮膚の表皮細胞の中間径線維は(　　)というタンパク質から成り、
細胞間の接着にも関与しているが
この細胞間接着装置を何という？

Answer 47

デスモゾーム

Question 48

密着結合の構成タンパク質は？

Answer 48

クローディン

オクルーディン

Question 49

接着結合の構成タンパク質は？

Answer 49

カドヘリン

Question 50

ギャップ結合の構成タンパク質は？

Answer 50

コネキシン

Question 51

大脳では表層にニュ０論の細胞体が存在する。
大脳皮質は内部に向かって陥入し、
(　　)を形成している。

Answer 51

脳溝

Question 52

デスモゾームの構成タンパク質は？

Answer 52

デスモグレイン

カドヘリンファミリー

Question 53

大脳皮質が脳溝を形成している意義は、
限られた容積の中で皮質の表面積を増やし、
皮質の多くの(　　)を配置することである。

Answer 53

ニューロン

Question 54

動物における血液凝固は、
タンパク質である(　　)がトロンビンの作用によって
線維状の(　　)に変化することによって生じる。

Answer 54

フィブリノーゲン

フィブリン

Question 55

１つのアミノ酸の中に陽イオンの部分と陰イオンの部分とが存在するものを何という？

Answer 55

双性イオン

Question 56

アラニンの中性水溶液中での賞味の電荷は？

Answer 56

０

Question 57

アスパラギン酸の中性水溶液中での賞味の電荷は？

Answer 57

−１

Question 58

リシンの中性水溶液中での賞味の電荷は？

Answer 58

＋１

Question 59

細胞内で酸化還元反応の触媒となるシトクロムcは１０４個のアミノ酸から構成され、

(　　)を多く含む塩基性タンパク質である。

Answer 59

リシン

＊中性では正の電荷を持つ

Question 60

正の電荷を持つサンプルで電気泳動を行うと

(　)極側に移動する。

Answer 60

陰

Question 61

RNAワールド説を指示する最大の根拠とは？

Answer 61

現在でも触媒活性を持つRNAが存在する。

Question 62

なぜ遺伝子としての機能はRNAよりもDNAが担うようになったのか？

Answer 62

RNAはDNAに比較してはるかに不安定な物質であるから。

Question 63

生命の単一起源説を支持する事実を４つ。

Answer 63

すべての細胞は....
①２０種類のL-アミノ酸を使用
②膜としてリン脂質二重層を使用
③遺伝子は２本鎖DNA
④エネルギー源としてATPを利用

Question 64

好気性細胞が登場する前に産生された酸素は何由来？

Answer 64

原始的シアノバクテリアの光合成

＊これが真核細胞の祖先に共生し、葉緑体になった。

Question 65

土壌中のアンモニウムイオン(NH4+)は(　　)により(　　)イオン、続いて(　　)により(　　)イオンに酸化される。

Answer 65

亜硝酸菌
亜硝酸
硝酸菌
硝酸

Question 66

植物は(　　)イオンを根から吸収し,

細胞内で(　　)と(　　)のはたらきでNH4+にする。

Answer 66

硝酸
亜硝酸還元酵素
硝酸還元酵素

Question 67

NH4+はアミノ酸の一種のグルタミン酸と結合して(　　)となり,

つい で, それと有機酸の一種の(　　)から2分子のグルタミン酸が合成される。

Answer 67

グルタミン

α-ケトグルタル酸

Question 68

このグルタミン酸から(　　)のはたらきで,
植物体内にあるいろいろな(　　)にアミノ基がわたされて,各種のアミノ酸がつくり出される。
アミノ酸は多数結合して(　　)になり,核酸やクロロフイルの材料とな る。

Answer 68

アミノ基転移酵素
有機酸
タンパク質

Question 69

ゴジラのような超巨大な陸上動物が存在不可能である理由を3つ。

Answer 69

①質量 vs. 脊柱や下肢骨の断面積比(↓)
小さくて体重を支えられない。
②組織総量 vs. 表面積(↓)
熱放散は皮膚で行われるが、熱の放散ができない。
(熱産生は肝臓)
③組織総量 vs. 血管断面積比(↓)
組織に血液を十分に循環させることができない。

Question 70

土壌中のアンモニウムイオン(NH4+)は(　　)により(　　)イオン、続いて(　　)により(　　)イオンに酸化される。

Answer 70

亜硝酸菌
亜硝酸
硝酸菌
硝酸

Question 71

植物は(　　)イオンを根から吸収し,

細胞内で(　　)と(　　)のはたらきでNH4+にする。

Answer 71

硝酸
亜硝酸還元酵素
硝酸還元酵素

Question 72

NH4+はアミノ酸の一種のグルタミン酸と結合して(　　)となり,

つい で, それと有機酸の一種の(　　)から2分子のグルタミン酸が合成される。

Answer 72

グルタミン

α-ケトグルタル酸

Question 73

このグルタミン酸から(　　)のはたらきで,
植物体内にあるいろいろな(　　)にアミノ基がわたされて,各種のアミノ酸がつくり出される。
アミノ酸は多数結合して(　　)になり,核酸やクロロフイルの材料とな る。

Answer 73

アミノ基転移酵素
有機酸
タンパク質

Question 74

ゴジラのような超巨大な陸上動物が存在不可能である理由を3つ。

Answer 74

①質量 vs. 脊柱や下肢骨の断面積比(↓)
小さくて体重を支えられない。
②組織総量 vs. 表面積(↓)
熱放散は皮膚で行われるが、熱の放散ができない。
(熱産生は肝臓)
③組織総量 vs. 血管断面積比(↓)
組織に血液を十分に循環させることができない。

Question 75

真核細胞に存在するが原核細胞には存在しない細胞小器官を3つ。

Answer 75

核
小胞体
ゴルジ体
葉緑体
リソソーム

Question 76

ヒトゲノムは3.010^9bpの長さを持つ。

ヒト体細胞1個の核に含まれるヌクレオチドの総数は？

Answer 76

1.2x10^10bp

＊含まれるヌクレオチドは与えられたヒトゲノムの長さの2倍
＊さらに、体細胞は2倍体

Question 77

ヒトの配偶子の形成を考える。
減数第一分裂が終了した段階で、それぞれの娘細胞1個の核に含まれるヌクレオチドの総数は？
(ヒト体細胞1個の核に含まれるヌクレオチドの総数をNとする)

Answer 77

N

＊DNAが複製されて(ヌクレオチド数は2Nになる)、分裂したのだからNになる。

Question 78

よく「減数第一分裂で染色体が半減する」と説明されるが、これはどのような意味か。

Answer 78

減数第一分裂後の娘細胞には、相同染色体のうち父方か母方の一方しか含んでいないという意味である。

Question 79

染色体数が47本である類猿人が配偶子を形成できない理由は？

Answer 79

減数分裂の際に対合できない染色体が1本あるから。

Question 80

酸素利用に伴うリスクを最小限に抑える仕組みとは？

Answer 80

酸素の利用は必ず活性酸素種の発生を伴う。

細胞は活性酸素種を除去するカタラーゼ、スーパーオキシドジスムターゼなどのさまざまな酵素系を備えている。

Question 81

真核細胞質内には膜で包まれた多種類のオルガネラが存在している。

最大のオルガネラは(　　)で、大きさは直径(　　)とほぼ一定である。

Answer 81

核

10μm

Question 82

動物の悪性腫瘍は上皮組織から発生することが圧倒的に多い。

理由は？

Answer 82

一般に、上皮細胞は絶えず入れ替わっており、

上皮組織を構成する細胞には不断に増殖シグナルが送られているから。

Question 83

炎症は病原微生物の侵入の際に起こることが普通であるが、
なぜ炎症部位の血管内皮細胞では、
I-CAMやE-セレクチンの発現が増強する？

Answer 83

病原微生物を排除するために白血球が炎症局所に集結する必要がある。

そこで、炎症部位の血管内皮細胞が白血球を接着する分子としてI-CAMやE-セレクチンを発現する。

Question 84

創傷が治癒するために必要な現象とは？

Answer 84

創傷部位に遷移が細胞が集結する必要があり、

フィブロネクチンが遷移が細胞を接着させやすくする必要がある。

Question 85

細胞膜の基本構造は(　　)の 2重層であり、

その他に若干の(　　)と(　　)を含む。そこにタンパク質が埋め込まれている。

Answer 85

グリセロリン脂質
コレステロール
スフィンゴ脂質 (スフィンゴリン脂質とスフィンゴ糖脂質)

Question 86

グリセロリン脂質は疎水性の脂質部分と親水性のリン酸基を持ち、
リン酸基には親水性の原子団が結合している。
膜においてリン脂質は、炭化水素鎖部分が内側に、
リン酸基•親水性原子団が外側に向いた構造をとっている。

Answer 86

疎水性(内側)：脂質(炭化水素鎖)
親水性(外側)：リン酸基

＊リン脂質が両親媒性であることが膜を構成する上で重要である。

Question 87

2重層において、内層のリン脂質が外層に、あるいはその逆に移動する現象は滅多に起きない。

このような現象のことを何という？

Answer 87

フリップフロップ

Question 88

フリップフロップをあまり起こさないため、
リン脂質 2重層を構成する脂質の組成は、
外層と内層 (細胞質側)とでは大きく異なる。
一般に、外側には(　　)が多く、
内側には(　　)や (　　)が多い。
糖脂質は外側に存在する。

Answer 88

内側：ホスファチジルコリン

外側：ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン

Question 89

細胞膜には、
スフィンゴ糖脂質とコレステロールが集中した領域があるが、これを何という？
この領域に多い脂質は？

Answer 89

ラフト
スフィンゴミエリン

＊細胞膜の中では流動しにくい領域である。従ってラフトに含まれるタンパク質は膜の特定の位置に固定される傾向がある。

Question 90

ペルオキシソームの機能について。
内部に過酸化水素を発生する(　　)と分解する(　　) を有する、一重膜構造物である。
過酸化水素は生体では強力な酸化剤であって、
ペルオキシソームは長鎖脂肪酸の (　　)などの酸化反応を行う。

Answer 90

過酸化水素発生：オキシダーゼ
過酸化水素分解：カタラーゼ
β酸化

Question 91

ペルオキシソームでは、

(　　)が、タンパク質、DNA、 脂質を酸化して傷害することもあるので、カタラーゼで速やあに分解されるようになっている。

Answer 91

活性酸素種

＊またコレステロールや胆汁酸の合成、プリン代謝に関与する。
ペルオキシソームは細胞内膜系とは物質交換を行わない。また、細胞質から直接タンパク質を取り込んで成長し、分裂して増殖すると考えられている。

Question 92

ADPのリボースをタンパク質に付加する反応を何という？

Answer 92

ADPリボシル化

＊付加されたタンパク質は立体構造が大きく変わり、普通は機能を失う。

Question 93

翻訳の際にはペプチド鎖が延長されるわけであるが、
これにはrRNA以外に、
(　　)と呼ばれるタンパク質も関与する。

Answer 93

伸長因子

＊伸長因子の1つであるE2FをADPリボシル化して不活性かする。

Question 94

接着結合に結合する細胞骨格の名称は？

Answer 94

アクチン線維

Question 95

デスモゾームに結合する細胞骨格の名称は？

Answer 95

中間径線維

Question 96

イオンの周囲に水分子が配向する減少をイオンの(　　)という。

Answer 96

水和

Question 97

皮膚科で死に至るとされる天疱瘡はどのような細胞接着装置の変異がある？

Answer 97

デスモゾームを構成するタンパク質のデスモグレインはカドヘリンファミリーだが、

カドヘリンに対する抗体ができてしまって細胞接着ができなくなる。

Question 98

ウイルスの分類について。
ゲノム：DNA or RNA
構造：1本鎖 or 2本鎖
1本鎖 RNAウイルスはさらに分類される。
(　　)：ゲノムRNAがそのままmRNAとして働くタイプ(　　)：mRNAの相補鎖である

Answer 98

＋鎖ウイルス：そのままmRNA

ー鎖ウイルス：mRNAの相補鎖

Question 99

レトロウイルスとは？

Answer 99

特殊な1本鎖RNAウイルスで、

自分のゲノムRNAを2本鎖DNAに変換して宿主細胞のゲノムに組み込んでしまう。

Question 100

宿主細胞のゲノムにレトロウイルスのゲノムが組み込まれた状態を何という？

Answer 100

プロウイルス

Question 101

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は
ヒトと高等霊長類の一部にしか感染せず、
その中でも(　　)と(　　)にしか感染しない。

Answer 101

CD4陽性T細胞

マクロファージ

Question 102

ヒトに病原性を発揮するレトロウイルスは？(2つ)

Answer 102

①ヒト免疫不全ウイルス(HIV)

②成人T細胞白血病ウイルス(HTLV)

Question 103

ウイルス感染症の治療における問題点は何？

Answer 103

ウイルスは、宿主細胞のDNA複製装置・タンパク質合成装置をそのまま使用しているから、

ウイルスの増殖を特異的・選択的に阻害する薬剤を開発することは非常に困難である。

Question 104

リン脂質 2重層を構成する脂質の組成は、
一般に、外側には(　　)が多く、
内側には(　　)、(　　)が多い。
糖脂質は外側に存在する。

Answer 104

外側：ホスファチジルコリン

内側：ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン

Question 105

細胞膜のスフィンゴ糖脂質、コレステロール、スフィンゴミエリンが集中した領域(　　)という。

細胞膜の中では流動しにくい領域である。

Answer 105

ラフト

＊ラフトに含まれるタンパク質は膜の特定の一にに固定される。
例）シグナル伝達に関与するタンパク質

Question 106

マクロファージが貪食する際に認識していることの1つに、
普通ならば細胞膜外側に存在しない脂質を認識するという機構があるが、
具体的には何という脂質を認識する？

Answer 106

ホスファチジルセリン

＊アポトーシスを起こした細胞は、ホスファチジルセリンを外側に提示している。(Eat‐Me signal)

Question 107

細胞膜の流動性を調節する4つの因子とは？

Answer 107

①温度
②リン脂質を構成する脂肪酸の鎖長
③リン脂質を構成する脂肪酸鎖の不飽和度
④コレステロールの比率

Question 108

細胞膜の流動性は次の4つの因子で調節される。
①温度：高温では流動性(　)。
②リン脂質を構成する脂肪酸の鎖長：長いほど流動性(　)。
③リン脂質を構成する脂肪酸鎖の不飽和度：不飽和度が高い(cis-二重結合が多い)ほど流動性(　)。
④コレステロールの比率：高いほど流動性(　)。

Answer 108

①高温では流動性(↑)
②長い(分子間力↑)ほど流動性(↓)
③不飽和度が高い(分子間力↓)ほど流動性(↑)
④高いほど流動性(↓)。

Question 109

細胞膜を構成するリン脂質には、そのものがシグナル伝達に関与するものがある。

その例としてリン酸基に(　　)という糖を結合している(　　)がある。

Answer 109

リン酸基＋イノシトールビスリン酸(IP2)＝ホスファチジルイノシトールビスリン酸(PIP2)

Question 110

PIP2→(　　)＋(　　)

by(　　)による加水分解

Answer 110

PIP2→(イノシトール三リン酸：IP3)＋(ジアシルグリセロール：DG)

by(ホスホリパーゼC)による加水分解

Question 111

ホスホリパーゼCによってPIP2が分解されてIP3とDGが生成される。
IP3：(　　)を促進
DG：(　　)を活性化
PIP2が分解されずに、さらにリン酸化されるとPIP3になる。
PIP3：増殖シグナルに重要な膜脂質

Answer 111

小胞体からCa2+放出

プロテインキナーゼC

Question 112

接着結合の細胞膜の裏側に(　　)が密集し、

(　　)を介してそれがカドヘリンに結合している。

Answer 112

アクチン線維

カテニン

Question 113

隣接する細胞膜同士が比較的広い問隙で接し、

相互に接着することで形成されるスポット状に散在している細胞接着は？

Answer 113

デスモゾーム

＊デスモグレイン(カドヘリンファミリー)で接着される。

Question 114

接着接合について。
細胞間隙の中央には細胞膜に平行して走る板状構造物 が見える。
ここに中間径線維が密に結合している。
中間径線維は(　　)を介してデスモグレインに結合する。

Answer 114

デスモプラキン

Question 115

ギャップ結合において、

コネキ シンが形成するトンネルを何という？

Answer 115

コネクソン

＊ギャップ結合を強有す売る細胞集団は、機能的に密に関連して働くので、機能的合胞体を形成するともいう。

Question 116

ギャップ結合が唯一見られない細胞とは？

Answer 116

骨格筋

＊心筋では心臓の拍動がすべての細胞で同調するようにギャップ結合が発達している。
＊消化管の平滑筋もギャップ結合が発達している。

Question 117

(　　)線維の急激な重合で起きる形態変化の例といて
精子が卵子に接触すると突起が伸びることがあるが、
これを何という？

Answer 117

アクチン

先体反応

Question 118

中間径線維について。
①上皮細胞：(　　)
②線維芽細胞、自血球、その他：(　　)
③筋細胞：(　　)
④グリア細胞：(　　)
⑤ニューロン：(　　)
⑥核：(　　)

Answer 118

①ケラチン
②ビメンチン
③デスミン
④GFAP(グリア線維酸性タンパク)
⑤ニューロフィラメント
⑥ラミン

Question 119

細胞内には一重の膜で囲まれた小器官が多量に存在し、これらを(　　)と総称する。

Answer 119

細胞内膜系

＊小胞体、ゴルジ体、エンドソーム、リソソームが含まれ、これらは相互に融合•分離し、細胞内または細胞内外の物質の輸送や処理に重要な役割を果たす。

Question 120

SERの機能は細胞によって異なる。
筋細胞では(　　)、
肝細胞では(　　)を行っている。

Answer 120

筋細胞：Ca2+イオンの貯蔵

肝細胞：薬物代謝、解毒

Question 121

ゴルジ体は断面では弓状に彎曲している。
極性があり、
(　　)をERに向け、
(　　)は分泌顆粒に連なり、
複雑な物質輸送経路を形成している。
これを(　　)という。

Answer 121

弓の凸面(シス面)：ER側
凹面(トランス面)：分泌顆粒に連なる
トランスゴルジネットワー ク(TGN)

Question 122

リソソームの内部を酸性に保つには、
膜に組み込まれた(　　)の能動輸送が必要である。
リソソームでの分解産物は再利用されることが多い。

Answer 122

プロトンポンプ(VーATPase)

Question 123

ペルオキシソームは、
内部に過酸化水素を発生する(　　)と分解する(　　)を有する、一重膜構造物である。
過酸化水素は生体では強力な酸化剤であって、
ペルオキシソームは長鎖脂肪酸のβ酸化などの酸化反応を行う。

Answer 123

オキシダーゼ
カタラーゼ

＊活性酸素種は、タンパク質、DNA、 脂質を酸化して傷害することもあるので、カタラーゼで速やかに分解されるようになっている。
＊細胞内膜系との物質交換は行わない。

Question 124

細胞が侵襲を受けるとミトコンドリアは(　　)を放出し、アポトー シスの引き金を引く。

Answer 124

シトクロムc

＊プ ロトン 電 気 化 学的勾配を維持できなくなったミトコンドリアはオートファジーで処理される。

Question 125

ミトコンドリアがATPを合成するためには、

マトリックスと膜間腔との間で十分な(　　)を形成している必要がある。

Answer 125

電気化学的勾配

＊勾配を維持できなくなつたミトコンドリアは活性酸素種を生成するだけの有害な存在になる。

Question 126

細胞内膜系に属する細胞小器官は、
同じリン脂質二重層から成る構造であるから、
相互の膜は融合することができる。
この性質を利用して細胞小器官同士は物質のやりとりをできる。
このような生体膜を介した物質輸送を何という？

Answer 126

メンブレン トラフィック

例）ERで合成されたタンパク質が、 それが機能する場所に送り届けられる。

Question 127

オートファゴソームの径は約(　　)と大きく、

タンパク質だけでなくミトコンドリアなどの細胞小器官も取り込む。

Answer 127

1μm

＊オートファゴソームは速やかにリソソームと融合し、内部のタンパク質や細胞小器官は分解される。

Question 128

分化の概念。
体細胞は、(　　)で異なった形態•機能を有する細胞になることができる。
これを細胞の分化(differentiation)という。

Answer 128

遺伝子の発現パターンを変えること

Question 129

どんな細胞でも発現しているような遺伝子を何という？

Answer 129

ハウスキーピング遺伝子

例）エネルギー産生、中間代謝に関わる酵素、核酸やタンパク質合成に関わる酵素の遺伝子。

Question 130

成熟した(　　)と(　　)を除けば、
すべての体細胞の遺伝子構成は同一である。
従って、遺伝子の発現様式を細胞ごとに変化させるメカニズムは、遺伝子の塩基配列外の情報で決定されている。
つまり細胞の分化は(　　)な現象である。

Answer 130

T細胞
B細胞
エピジェネティック

Question 131

上皮組織で分泌作用を行う細胞集団を、

特に腺といい、内分泌腺と外分泌腺があるがそれらの違いあは？

Answer 131

内分泌腺：毛細血管に接している。

外分泌腺：体外に通じている。

Question 132

神経組織は、情報伝達に特化した特殊な上皮組織である。
ニューロンと、その機能を支える細胞から成る。
中枢神経系：(　　)
末梢神経系：(　　)

Answer 132

中枢神経系：グリア細胞
末梢神経系：シュワン細胞

＊ニューロンの形態は多様であり、機能に応じた形態をとっている。
例）小脳のプルキンエ細胞というニューロンは多数の入力を受けるために樹状突起が非常に発達している。

Question 133

異種の組織が集まって一定の機能を有する集団を形成したときそれを何という？

Answer 133

器官

＊機能的に関連する器官は 1つのシステムを形成する。これを器官系という。例えば消化管、肝、胆、膵から成るシステムは消化器官系である。

Question 134

小腸上皮細胞では、まず最も管腔側に(　　)結合が存在し、
細胞間を物質が通過しないようにブロックすると共に、
管腔側と基底側の細胞膜が融合しないようになっている。
これで細胞に(　　)を持たせることができる。

Answer 134

密着

極性

Question 135

腸管上皮細胞の最も管腔側が密着結合で、
そのすぐ基底側には(　　)結合が発達し、上皮構造を維持する。
さらに、接着結合によって細胞の形態変化を可能にしている。
接着結合のすぐ裏側には(　　)線維が発達しているから、これによって組織の基本構造を崩す事無く形態を補強する。
最も基底側には(　　)結合が存在し、細胞集団の機能を同調させるのに役立っている。

Answer 135

接着
アクチン
ギャップ

Question 136

皮膚の表面は表皮であるが、
表皮の主要部分は(　　)で相互に密着している。
この部分を有棘層といい、表皮の強度を維持するのに役立っている。

Answer 136

デスモゾーム

＊異常性天疱瘡では、抗デスモゾーム抗体が産生される疾患である。

Question 137

特殊な細胞を別にすると、

細胞の平均的な大きさはおよそ(　　)前後である。

Answer 137

20μm

Question 138

上皮細胞のもととなる幹細胞は何という部位に存在する？

Answer 138

陰窩(インカ)

＊腸管は内腔に突起があり、突起の底の部分を陰窩という。
＊陰窩は粘液で覆われており、化学物質やウイルスが到達できなくなっている。

Question 139

小腸上皮細胞における、

ギャップ結合の意義は？

Answer 139

ギャップ結合を介して細胞質間で物質輸送が行われ、

細胞集団が機能的に一体化できるようになっている。

Question 140

細胞壁の主要構成成分は、

グラム陽性菌と陰性菌とに共通して(　　)とよばれる巨大網状分子である。

Answer 140

ペプチドグリカン

＊生化学的には、ペプチドグリカンは複合糖質の鎖がペプチド鎖で網目状に連結した抗分子化合物である。

Question 141

ウイルス核酸を包むタンパク質の殻を(　　)、

核酸と殻を合わせて(　　)という。

Answer 141

カプシド

ヌクレオカプシド

Question 142

カプシドを構成する構成単位となるタンパク質を何という？

Answer 142

カプソメア

＊カプシドの基本構造は2通り。
①中心軸を囲んで核酸とカプソメアがらせん状に配列してヌクレオカプシドを構成するらせん対象構造。(例：インフルエンザ)
②カプソメアが正20面体を形成してカプシドを構成する立方対象構造。(例：HIV)

Question 143

細胞壁合成酵素の阻害薬が有用な抗菌薬である理由は？

Answer 143

細胞壁の合成を阻害しても細菌は分裂するが、

細胞壁が合成されないので細胞壁の内側で傍証して破裂してしまう。

Question 144

ウイルス感染において。

エンベロープの意義は？

Answer 144

エンベロープはリン脂質であるから細胞膜と融合することができる。

融合の結果、ウイルス核酸が細胞質に送り込まれる。

Question 145

ウイルス感染において。

エンベロープタンパク質の意義は？

Answer 145

エンベロープタンパク質は

ウイルス粒子が標的細胞と結合する役割を果たしている。

Question 146

ガングリオシドとは何？

Answer 146

シアル酸を含むスフィンゴ糖脂質の総称。

Question 147

コレラは胃切除を受けた患者は重症化しやすいとされているが、

その理由は？

Answer 147

コレラ菌が胃酸で死なないので、

腸管に放出される毒素の量が多くなる。

Question 148

コレラ毒素は、細胞表層に存在するガングリオシドの1種であるGm1に結合し、

(　　)の機構で細胞に取り込まれる。

Answer 148

エンドサイトーシス

＊細胞に侵入したコレラ毒素は山稜隊GTP結合タンパク質に対して作用することがわかっている。

Question 149

NADの正式名、機能

Answer 149

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド

酸化還元反応の補酵素として働き、基質の酸化に際して水素受容体として働く。

Question 150

小腸上皮細胞は、
腸管管腔側に水、塩化物イオン、炭酸水素イオンなどからなる腸液を分泌している。
腸液の分泌は(　　)系を介したシグナル伝達で調節されている。

Answer 150

Gタンパク質-アデニル酸シクラーゼ

Question 151

コレラではGタンパク質が持続的に活性化され、
この系のセカンドメッセンジャーである(　　)濃度が持続的に高くなる。
そのため、腸液の分泌が持続し、下痢をきたす。

Answer 151

cAMP

Question 152

コレラ毒素と百日咳毒素の標的と成るα-サブユニットが異なる。
コレラ毒素の標的となるGタンパク質は(　　)といい、
活性化されるとアデニル酸シクラーゼ活性を促進する。
他方、百日咳毒素の標的となるGタンパク質は(　　)といい、
活性化されるとアデニルさんシクラーゼ活性を抑制する。

Answer 152

Gs

Gi

Question 153

シグナル伝達系は、最終的には標的遺伝子の転写を制御する事で作用を現す。
cAMPを介するシグナル伝達系において、
cAMPで転写が促進される遺伝子郡の転写制御配列：(　　)
そこに結合する因子：(　　)

Answer 153

塩基配列：(CRE)

転写因子：(CREB)

Question 154

核膜の分散に関連する重要なタンパク質は？(1つ)

Answer 154

ラミン

Question 155

紡錘体の形成に関連する重要なタンパク質は？(1つ)

Answer 155

チュブリン

Question 156

チェックポイントコントロールに関連する重要なタンパク質は？(3つ)

Answer 156

サイクリン
サイクリン依存性キナーゼ
ユビキチン

Question 157

体細胞分裂に際して、
ゲノムDNAの塩基配列は正確に娘細胞に継承され必要がある。
この正確さを担保する機構を２つ。

Answer 157

①DNAポリメラーゼはそれ自身が校正機能をもつ。

②DNAポリメラーゼの校正機能をすり抜けて誤った塩基対が残った場合にはDNA修復機構が作動して正しい塩基配列を再現する。

Question 158

体細胞分裂の際に娘細胞に継承されるDNA塩基配列以外の遺伝情報を3つ。

Answer 158

①ヒストンの修飾パターン
②DNAのメチル化パターン
③非コードRNAの発現パターン

Question 159

真核単細胞生物の例を1つ

Answer 159

酵母

Question 160

アポトーシスでみられる特徴を3つ

Answer 160

①DNA、細胞の断片化
②細胞の縮小
③核の濃縮
④クロマチンの凝集

＊アポトーシス小体が形成され、やがてこれはマクロファージに貪食される。

Question 161

アポトーシスではなぜDNAの断片化はが見られる？

Answer 161

核内ヒストンのリンカーDNA部分が酵素で切断されrてヒストン単位の断片化となるから。

＊アポトーシスを起こしている細胞•組織からDNAを抽出して電気泳動を行うと、規則正しいラダー構造が観察される。

Question 162

アポトーシスは(　　)などをレセプターとして誘導される。

Answer 162

Fas(TNF受容体)

Question 163

GF受容体からのシグナルは(　　)を介して

アポトーシスを制御することが知られている。

Answer 163

Bcl-2

Question 164

内因性に修復不能なDNAの損傷が起こった場合、

(　　)の活性化を介してアポトーシスが誘導される。

Answer 164

p53

＊p53は四量体で機能するが、変異サブユニットと正常サブユニットとの会合体は不活性であることから、変異p53が1コピー存在するとその機能は大きく低下し、表現系は変異型、つまり抗発癌性になる。”Dominant Negative”=(1/2)^4

Question 165

アポトーシスの実行は、
(　　)郡によるカスケード、
および(　　)によって定型的に行われ、
最終的に(　　)により細胞内タンパク質が切断されて遂行される。

Answer 165

カスパーゼ
DNase
カスパーゼ3

Question 166

アポトーシスの不全が免疫系に起こると、

どのような病的状態が誘導される？

Answer 166

自己反応性T細胞は胸腺においてアポトーシスで除去されるので、

この不全で自己免疫疾患が惹起される。