13. 細菌・真菌と感染 Flashcards
細菌の特徴
核膜(あるいは核)を持たない原核生物
→核様体
L-form:エルフォーム
通常は細胞壁を持つ細菌でも、特殊な環境下で生育した場合に細胞壁を持たない
リボソームが70Sなのは、、
古細菌、真正細菌
膜脂質がエーテルなのは、、、
古細菌
らせん菌の名前(1回転、2回転、3回転)
1回転:ー
2回転:カンピロバクター
3回転:スピロヘータ
グラム染色で陽性菌と陰性菌の染色が変わるポイント
エタノールによる脱色
→陰性菌のみ脱色される
グラム陽性菌の特徴
細胞質膜を一つもち、その外側に「ペプチドグリカン層」を主体とする細胞壁を有する
細胞壁に含まれる物質
ペプチドグリカン
タイコ酸
タンパク質
グラム陰性菌の特徴
細胞膜の外側に膜構造
二つの膜の間:ペリプラズム
リポ多糖(LPS)とは
グラム陰性菌の外膜に存在
リポ多糖LPSの生物活性
- 内毒素(endotoxin:積極的に分泌されない毒素)として発熱やショック作用がある。(耐熱性)
- 菌体の抗原性(O抗原)を決めている。
- バクテリオファージの受容体となる。
壁タイコ酸とリポタイコ酸の違い
・壁タイコ酸は、結合ユニット末端のNアセチルグルコサミンがペプチドグリカンのNアセチルムラミン酸に共結合することで、細胞壁に結合
・リポタイコ酸は、末端に存在する糖脂質の脂質部分が細胞膜に埋め込まれることで細胞膜と結合
保有すると食細胞に貪食されにくいもの
莢膜
粘液層
粘液層を持つ細菌
緑膿菌
莢膜を持つ細菌
黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、大腸菌、クレブシエラ、髄膜炎菌、炭疽菌、ペスト菌(エンベロープ)
線毛の種類と機能
性線毛(接合線毛):伝達性プラスミドを他の菌に移行させる
付着線毛:動物等の宿主組織(細胞)に付着するときに機能する
大腸菌などの鞭毛の回転運動に主に使われるもの
プロトン駆動力
Ⅲ型分泌装置とは、持っている細菌
病原因子(エフェクター)を宿主細胞に注入する
腸管出血性大腸菌、赤痢菌、チフス菌など、様々な病原性グラム陰性菌
芽胞とは、細菌種
・芽胞は代謝活性のない休眠状態の菌で、熱・乾燥に高い抵抗性を示す
・バチルス属やクロストリジウム属など一部のグラム陽性菌が生育条件の悪いときに形成
シータ型複製
大腸菌の複製方法
プラスミドとは
・染色体とは別に複製可能な二本鎖環状DNA
・生存に不可欠ではない
接合とは
菌体と菌体が接触し、供与菌(donor)から受容菌(recipient)へ遺伝子の移行が起こる現象。
接合プラスミドと性線毛が重要
形質導入とは
細菌の染色体の一部がバクテリオファージによって一つの細菌細胞から他の細菌細胞に運び込まれ、運び込まれた遺伝子による新しい形質がその細胞に生じる現象
形質転換とは
外来のDNA分子が直接細菌に入り、運び込まれた遺伝子による新しい形質がその細胞に生じる現象。